クレジットカードの種類を紹介!ランク・国際ブランド・カード会社による違いとは?
いざクレジットカードを作ろうと思っても、「たくさん種類があるのに違いがわからない」という悩みが。
現在、クレジットカードは多くの会社が発行しており、種類も無数にあります。
そこでこの記事では、クレジットカードの種類やクレジットカードの選び方について紹介しますので、ぜひクレジットカードを作る際の参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.クレジットカードの種類とは?
- 2.クレジットカードのランク4種
- 2.1.1. 一般カード
- 2.2.2. ゴールドカード
- 2.3.3. プラチナカード
- 2.4.4. ブラックカード
- 3.クレジットカードの国際ブランド5種
- 3.1.Visa
- 3.2.JCB
- 3.3.Mastercard
- 3.4.American Express
- 3.5.Diners Club
- 4.クレジットカードの発行会社5種
- 4.1.銀行系クレジットカード
- 4.2.信販(信用販売)系クレジットカード
- 4.3.流通系クレジットカード
- 4.4.ネット・通信系クレジットカード
- 4.5.消費者金融系クレジットカード
- 5.クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの違いとは?
- 6.クレジットカードの発行後に種類を変更することはできる?
- 7.1枚目のクレジットカードの選び方
- 7.1.Visaの一般カードがおすすめ
- 7.2.年会費・更新費が永年無料
- 7.3.実際の利用シーンでお得なカードを選ぶ
- 8.初めて作る人におすすめのクレジットカード
- 8.1.1. JCB カード W
- 8.2.2. 楽天カード
- 8.3.3. エポスカード
- 8.4.4. セゾンカードインターナショナル
- 8.5.5. 三井住友カード(NL)
- 9.2枚目のクレジットカードの選び方
- 9.1.1枚目と国際ブランドを変える
- 9.2.年会費・更新費が無料、もしくは安い
- 9.3.特化型のカードを選ぶ
- 10.【まとめ】クレジットカードの種類を知って最適な選択を
クレジットカードの種類とは?
クレジットカードの種類自体は無数にありますが、以下の3つの項目で分類することができます。
- カードのランク
- 国際ブランド
- カードの発行会社
カードのランク
クレジットカードにはランクがあり、そのカードを持つこと自体にステータスがあったり、年会費や受けられるサービスなどが異なります。
一般的には、「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の4種類のランクがありますが、クレジットカードによっては一般カードしかなかったり、ゴールドカードまでしかなかったりします。
国際ブランド
国際ブランドとは、決済システムのブランド(種類)のことです。
国際ブランドには、Visa、JCB、Mastercard、American Express、Diners Clubなどがあり、これらは世界5大ブランドと呼ばれています。
クレジットカードを利用する店舗やサービスによって、利用できる国際ブランドは異なり、例えばVisaしか対応していない店舗でJCBのカードを使って支払うことはできません。
日本ではVisaとJCBが利用できる店舗やサービスが非常に多く、1枚目と2枚目のクレジットカードはVisaかJCBを選ぶことをおすすめします。
カードの発行会社
そして最後にカードの発行会社による違いです。
よくテレビCMを流している有名なカードの発行会社には、三井住友や楽天などがありますが、そのほかにもリクルートや国際ブランドであるJCBやAmerican Expressもカードを発行しています。
クレジットカードのランク4種
ここからは、先ほど紹介した3つの項目について詳しく解説していきます。
まずはランク(グレード・ステータス)について、ランクによる違いやランクごとに対象のカードを解説します。
1. 一般カード
一般カードとは、クレジットカードの基本となるランクで、最も所有している人が多いとされているランクです。
一般カードは、付帯されているサービスは必要最低限で、年会費・更新費も多くのカードが無料となっており、クレジットカードを初めて持つ人やカード決済ができればいいという人におすすめです。
クレジットカードには申し込みの条件が設けられていることがありますが、一般カードであれば高校生を除く18歳、もしくは20歳以上であれば学生であっても申し込めるのが一般的です。
また、ゴールドカードやプラチナカードはこれまでのクレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー、クレヒス)が重要視されるため 、審査の難易度を考えても1枚目は一般カードへの申し込みをおすすめします。
<一般カードの例>
- JCB カード W
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
- dカード など
2. ゴールドカード
ゴールドカードは、一般カードよりも付帯サービスが充実していたり、利用限度額が引き上げられたりしています。
一般カードよりもランクが高いとはいえ、継続してクレジットカードを利用しており、支払いに遅延がなければ、審査が通ることも多いです。
ゴールドカードからは年会費がかかってくるのが一般的です。
平均な年会費は5,000円程度で、楽天ゴールドカードや三菱UFJカード ゴールドなどは2000円程度と安め、アメリカン・エキスプレスは3万円を超えるなど、カードによって金額に差があります。
一般的には年会費が高いほど付帯サービスが充実しており、所有することによる社会的地位も高くなります。
生活費や日々の買い物の支払いでのみクレジットカードを使う人は、充実した付帯サービスをフル活用できず、年会費を払うのがもったいないということにもなるため、一般カードの保有がおすすめです。
ただし、特定の店舗やサービスでのポイント還元率が高くなる流通系やネット・通信系クレジットカードのゴールドカードであれば、年会費以上にお得になることもあります。
年会費の金額とよく使う店舗やサービスでのポイント還元率などを計算し、うまく活用できるのであれば、ゴールドカードの申し込みを検討してもいいでしょう。
<ゴールドカードの例>
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- JCBゴールド
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- dカード GOLD など
3. プラチナカード
プラチナカードは、年会費が数万円から十数万円かかり、審査の難易度も非常に高いことから、所有が難しいカードのランクです。
この後に紹介するブラックカードの発行をしていないクレジットカードも多くあるため、プラチナカードが最も高ステータスというカードも少なくありません。
プラチナカードは、クレジットカードのホームページやマイページなどから申し込みできるカードもあれば、「インビテーション」と呼ばれるカード会社からの招待状(招待メール)を受け取らなければ作れないカードもあります。
プラチナカードの付帯サービスはゴールドカードよりもさらに充実しており、コンシェルジュサービスや高級ホテルやレストランでの優待サービスを受けることができたりします。
こういった理由から、一般カードやゴールドカードと比べてステータスが非常に高く、憧れを持っている人も多いのが、プラチナカードです。
<プラチナカードの例>
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- JCBプラチナ
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 三井住友カード プラチナなど
4. ブラックカード
すべてのクレジットカードの中で最もランクが高く、所有している人もほとんどいない「ステータスカードの象徴」ともいえるのがブラックカードです。
ほとんどブラックカードはインビテーション(招待)が必要で、自分から申し込んで発行することはできません。
ブラックカードの付帯サービスは、一流レストランの優待や限定イベントへの招待、数万円分のカタログギフトなどが毎年もらえるなど、サービスの充実度もトップクラスです。
年会費も10万円を超えるカードが多く、中でもアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは385,000円とサラリーマンの平均月収よりも高い年会費がかかります。
ブラックカードを持つには、年収1000万円を超える安定した高収入が必要と言われており、クレヒス(クレジットカードヒストリー)の積み上げも欠かせません。
<ブラックカードの例>
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
- ラグジュアリーカード ゴールド
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- 楽天ブラックカードなど
クレジットカードの国際ブランド5種
続いて、国際ブランドの種類について。
ここでは、先ほど紹介した「世界5大国際ブランド」と呼ばれる5つの国際ブランドの特徴や利用できるシーンの違いについて解説します。
Visa
世界で最も加盟店舗数が多いのがVisaです。
全世界で5000万を超える店舗がVisaに加入しており、日本でも多くの店舗やサービスでVisaが利用できます。
1枚目のクレジットカードは汎用的に使えるカードがおすすめのため、多くのシチュエーションで利用できるVisaを選ぶようにしましょう。
JCB
JCBは、唯一の日本で作られた国際ブランドで、日本国内に限定すればVisaに次いで加盟店舗数が多い 国際ブランドです。
ただし、海外での加盟店数は少ないため、海外旅行や海外出張時に利用しようと思っている人は、1枚のクレジットカードにJCBを選ぶのは避けておくのがおすすめです。
また、日本国内においても、海外のサービスではJBCに対応していないこともあります。
Mastercard
Mastercardは、世界210以上の国や地域で利用できる世界的な国際ブランドです。
日本ではVisaやJCBほど利用シーンは多くないものの、外貨との換金レートが非常に優れていることなどから、海外旅行や海外出張の多い人は持っておきたい国際ブランドといえます。
また、コストコで利用できるクレジットカードはMastercardのみのため、コストコをよく利用する人にもおすすめです。
関連記事:コストコでおすすめのクレジットカード
American Express
American Expressは、国際ブランドの中でも特にステータスが高く、一般カードであるアメックス・グリーン(アメリカン・エキスプレス・カード)でも高ステータスカードに分類されます。
American Expressは「トラベル&エンターテインメントカードブランド(T&Eカードブランド)」に分類され、旅行やエンターテイメントのシーンでメリットが多く、旅行会社や航空、ホテルやレストランなどで利用できるサービスが付帯されています。
加盟店自体はVisaやMastercardよりも少ないものの、日本ではJCBと提携しているため、多くの店舗やサービスで利用可能です。
ただし、店員がJCBと提携していることを知らないケースもあることや、JCBの加盟店でも契約内容によってはAmerican Expressが利用できないケースもあるため、注意が必要です。
Diners Club
最後に、世界で初めて作られたクレジットカードで、発行数はあまり多くないことなどから、希少性が高いとされているのがDiners Clubです。
Diners ClubはAmerican Expressと同様に、トラベル&エンターテインメントカードブランドに分類されます。
国内外で加盟店が少ないため、持っていても利用できないシーンが他の国際ブランドよりも多いですが、その希少性からステータス重視でカードを選ぶ人には好まれています。
利便性という面で考えると、1枚目のクレジットカードにDiners Clubはおすすめできません。
クレジットカードの発行会社5種
日本国内のクレジットカードは、主に以下の5種類に分類され、それぞれ業種の異なる会社が発行しており、それぞれの会社が発行するカードのことを以下のように呼びます。
- 銀行系クレジットカード
- 信販(信用販売)系クレジットカード
- 流通系クレジットカード
- ネット・通信系クレジットカード
- 消費者金融系クレジットカード
クレジットカードの発行会社によって、ポイントの溜まりやすさや付帯サービスの内容、審査の通りやすさなどが異なり、それぞれに特徴があります。
銀行系クレジットカード
銀行系クレジットカードとは、銀行もしくは銀行のグループ会社が発行しているカードのことです。
カードの発行会社で比較すると銀行系クレジットカードが最も審査の難易度が高く、それと同時に信頼性も高いといえます。
銀行系クレジットカードは、発行元の銀行のキャッシュカードと一体型になっていることもあり、カードの利用金額に応じてATM手数料や振り込み手数料が無料になるといった特典が設けられていることが多いです。
メインバンクとして利用している銀行がクレジットカードを発行している場合、保有しておくとお得になるのが銀行系クレジットカードです。
<銀行系クレジットカードの例>
- 三井住友VISAカード
- みずほマイレージクラブカード
- 三菱UFJカード
- りそなクレジットカード など
信販(信用販売)系クレジットカード
信販系クレジットカードとは、クレジットカードの発行や信用保証などを主なサービスとしている信用販売会社が発行しているクレジットカードのことです。
多くのクレジットカードが、この信販系クレジットカードに該当します。
信販系クレジットカードは、還元率が高くポイントが貯まりやすかったり、付帯サービスが充実していたりするなど、クレジットカードの機能にプラスアルファのメリットがあることが多いです。
学生向け、主婦・主夫向け、個人事業主向けなど、利用者ごとにおすすめのクレジットカードが細かく分けられて発行されていることが多いのも、信販系クレジットカードならではの特徴といえます。
<信販(信用販売)系クレジットカードの例>
- JCBカード
- オリコカード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- ジャックスカード など
流通系クレジットカード
流通系クレジットカードとは、スーパーやコンビニ、百貨店など、小売会社やそのグループ会社が発行するクレジットカードのことです。
スーパーや百貨店でクレジットカードの新規申込キャンペーンを行っているのを見たことがあるかと思いますが、それらが流通系クレジットカードに該当します。
流通系クレジットカードの特徴は、発行元にスーパーやコンビニ、百貨店などでのカード利用で、ポイント還元率が高くなることです。
よく利用するお店のクレジットカードを持っておけば、普段の買い物をお得にすることができます。
また、即日発行に対応しているクレジットカードも多く、すぐにカードが必要な場合は、流通系クレジットカードにネットから申し込んで店舗で受け取るのが、最速でカードを作る方法です。
<流通系クレジットカードの例>
- セブンカード・プラス
- ファミマTカード
- エポスカード
- セゾンカード
- イオンカード など
ネット・通信系クレジットカード
最近増えてきたのがネット系クレジットカードや通信系クレジットカードと呼ばれるカードです。
ネット系クレジットカードはI T企業が発行しているカードのことで、通信系クレジットカードとは通信事業を行っている会社が発行しているカードのことです。
カード発行元の会社が提供しているサービスでのカード利用でお得になることが多く、特にインターネットサービスをよく利用する人におすすめのクレジットカードです。
<ネット・通信系クレジットカードの例>
- 楽天カード
- dカード
- リクルートカード
- Amazon MasterCardゴールド
- Yahoo!JAPANカード など
消費者金融系クレジットカード
消費者金融系クレジットカードとは、カードローンやキャッシングなどのサービスを提供している消費者金融会社が発行しているクレジットカードのことです。
消費者金融系クレジットカードの特徴は、審査のスピードが早く、即日発行に対応しているクレジットカードもある点です。
また、他のカードの発行会社とは審査の内容が異なることもあるため、審査の厳しい銀行系や信販系クレジットカードの審査に落ちてしまった人も審査に通る可能性があります。
<消費者金融系クレジットカードの例>
- ACマスターカード
Tカード プラス(SMBCモビット next)
- プロミスVisaカード
クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの違いとは?
クレジットカードによく似た決済方法に、デビットカードやプリペイドカードがあります。
デビットカードやプリペイドカードも、決済時にカードで支払うという点では共通しているものの、根本的な仕組みが異なります。
ここでは、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの違いについて解説します。
カード種類 |
クレジットカード |
デビットカード |
プリペイドカード |
---|---|---|---|
仕組み |
カード会社が代金を先に支払い、利用代金を1ヶ月分まとめてカード会社に対して支払う |
利用すると銀行口座から利用代金がその場で引き落とされる |
事前にカードに入金(チャージ)しておき、利用するとカードから利用代金がその場で引き落とされる |
発行時の審査 |
あり |
ほとんどなし(銀行口座は必要) |
ほとんどなし |
支払いのタイミング |
後払い |
即時支払い |
前払い |
クレジットカード
クレジットカードとは、商品の購入やサービスの契約時の代金を発行元のカード会社が先に支払い、利用者が利用代金を1ヶ月分まとめて支払う後払いの仕組みのカードです。
本人に変わってカード会社が先に代金を支払うということは、利用者には信用が求められることから、クレジット(信用)カードという名前がついています。
そのため、クレジットカードの発行時にはカード会社による「この申込者は信用できるのか」を測る審査が行われ、その審査に通った場合のみカードが発行されます。
デビットカード
デビットカードとは、クレジットカードとは異なり利用代金の支払いが後払いではなく、支払いと同時に銀行口座から即時引き落とされる仕組みのカードです。
銀行、もしくは銀行のグループ会社が、自社の銀行口座と紐付けて発行していることがほとんどです。
利用代金がすぐに銀行口座から引き落とされるため、利用に信用は必要なく、基本的には審査なしで発行できます。
デビットカードとクレジットカードは、仕組み自体は違うものの、ほとんどクレジットカードと同じように利用できます。
デビットカードにも国際ブランドがあり、加盟店でのみ利用可能です。
口座残高を超える決済はできないため、現金での支払いに近い感覚の支払い方法となっています。
ただし、デビットカードはクレジットカードのようにポイントが貯まるカードもあるため、現金や電子マネーよりもお得なことが多いのも特徴です。
クレジットカードの審査には通らなかったものの、カードは持ちたいという人にもデビットカードはおすすめです。
プリペイドカード
プリペイドカードは、チャージ(前払い)式の決済方法で、事前にカードに入金した金額内で支払いができる仕組みのカードです。
大きな利用の制限がないのが特徴で、小学生や中学生から持つことのできるプリペイドカードもあるため、現金をあまり持ち歩かせたくない親が子供に持たせることもあります。
クレジットカードは使い過ぎが心配、クレジットカードの審査に落ちてしまったという人におすすめです。
クレジットカードの発行後に種類を変更することはできる?
クレジットカードの発行後に、同じカード会社が発行するランクや国際ブランドの異なるカードに変更したいと思うことが、少なからずあります。
しかし、基本的には発行後にクレジットカードの種類を変更することはできず、違うカードに切り替えるには新しくそのカードに申し込みをする必要があります。
ただし、一般カードからゴールドカードへの変更のようにグレードアップする場合は、会員専用ページなどから簡単に申し込めるようになっていることが多いです。
反対に、ゴールドカードから一般カードへの変更のようにグレードダウンの場合は、電話や窓口での申し込みが必要となるケースもあり、手続きが複雑になっていることもあります。
なお、カードを変更したい理由が、「VisaからJCBにしたい」「普段利用しているお店でもっとポイントが貯まりやすいカードにしたい」などの場合は、他のカード会社のクレジットカードに申し込みするのもひとつの手段です。
2枚のクレジットカードを組み合わせることで、変更したいと思った原因が解消することもあれば、よりお得に利用できるケースもあります。
同じカード会社でカードの種類だけを変えるのか、そもそも違うクレジットカードに申し込むのか、何がいいのかをぜひ検討してみてください。
1枚目のクレジットカードの選び方
初めてのクレジットカードで自分にあったカードを見つけるには、以下のポイントを元に複数のカードを検討してみてください。
Visaの一般カードがおすすめ
ここまでにも解説してきたように、1枚目のクレジットカードはVisaの一般カードを選ぶのがおすすめです。
Visaは利用できる店舗の数が国内・国外問わず非常に多いため、「国際ブランドが原因で支払いできなかった」ということが起こりづらくなります。
また、ゴールドカードやプラチナカードなどのランクの高いクレジットカードは、安定した収入があったとしても1枚目の場合はクレジットカードの利用実績、利用代金の支払い実績がないため、審査には基本的には通りません。
そのため、まず1枚目は一般カードで作っておき、継続的に利用していく中でステータスカードが必要になった際に、1枚目のカードをグレードアップ、もしくは違う種類のステータスカードに申し込むようにしましょう。
年会費・更新費が永年無料
クレジットカードによっては、年会費や更新費を支払わなければいけないものもありますが、1枚目は年会費・更新費どちらも無料のカードを選ぶようにしましょう。
初めて持つクレジットカードの場合、手元にカードが届いても実際にどれだけ利用するかまだわかりません。
申込時にはたくさん使うと思っていても、クレジットカードを使うと細かい無駄遣いが増えてしまった、思ったよりも現金支払いのみのお店を利用していたなど、あまりカードを利用しないケースもあります。
そうなってしまった際に、年会費や更新費がかかるクレジットカードを選んでいた場合、お金がもったいないからとカードを解約してしまい、いざクレジットカードが必要という時に使えない可能性が出てきてしまいます。
年会費や更新費が無料のクレジットカードを選ぶことで、「使わなくてもとりあえず持っておく」というカードの持ち方ができます。
実際の利用シーンでお得なカードを選ぶ
クレジットカードをしっかりと活用するには、実際に自分がよく使うお店やサービスでお得になるカードを選ぶのがポイントです。
具体的には、楽天のサービスをよく使う人は楽天カード、Amazonをよく使う人はJCB カード W、海外旅行や海外出張によくいく人はアメリカン・エクスプレス・カードやエポスカードなど。
カードの特徴を調べたうえで、自分の利用シーンに合わせたカードを選ぶようにしましょう。
なお、クレジットカードの作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。クレジットカードはどこで作ることができるのか、クレジットカードを発行する流れなどがわからないという方は、併せてご覧ください。
関連記事:クレジットカードの作り方を徹底解説!学生・無職の作成方法も
初めて作る人におすすめのクレジットカード
ここでは初めてクレジットカードを作る人におすすめできる年会費永年無料で失敗しないカードを5つご紹介します。
カードの種類 |
JCB カード W |
楽天カード |
エポスカード |
セゾンカードインターナショナル |
三井住友カード(NL) |
---|---|---|---|---|---|
年会費 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
国際ブランド |
JCB |
Visa/JCB/Mastercard/ AMEX |
Visa |
Visa/JCB/Mastercard |
Visa/Mastercard |
ポイント還元率 |
1.0%〜10.5%(※)
|
1.0%〜3.0% |
0.5%〜10.0% |
0.5%〜1.0% |
0.5%〜7%(※)
|
申込対象 |
18歳〜39歳 |
18歳以上 |
18歳以上 |
満18歳以上 |
満18歳以上(高校生は除く) |
追加カード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
申込 |
1. JCB カード W
JCB カード Wの特徴・ポイント
- 入会費・年会費が永年無料!
- ポイントが貯まりやすいうえに、ポイントの使用先が豊富!
- スターバックスやAmazon、Uber Eatsなど、有名サービスでの利用がお得!
- Oki Doki ランド(JCBのポイント優待サイト)の利用でポイント最大20倍!
- 39歳までしか作成できないので注意
JCB カード Wは、18歳から発行できる若者向けのクレジットカードです。
ポイントも貯まりやすく、いつでも還元率は1%。ポイントの使用先も豊富で入会費や年会費は永年無料と、初めてのカードとして非常におすすめの1枚です。
ポイント還元率が高くなる優待サービスは日常でよく使うお店やサービスが多く含まれており、スターバックスであれば還元率5.5%、Amazonやセブンイレブンであれば2.0%と、非常にお得にお買い物ができます。
Oki Doki ランドというJCBのポイント優待サイトで、JCB カード W(JCBカードであればOK)を使って支払うと、ポイント還元率は最大で20倍まで貯まります。
なお、女性の場合は「JCB カード W Plus L」を選ぶことで、女性ならではの悩みを解決する保険やサービスに申し込むこともできます。
基本的なサービス内容はJCB カード Wとまったく変わりませんので、女性はぜひJCB カード W Plus Lへの申し込みをおすすめします。
ただし、申込条件が18〜39歳となっているため、40歳以上の人は申し込みができない点には注意です。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
JCB |
ポイント還元率 |
1.0%〜10.5% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
|
申し込み対象 |
18歳〜39歳 |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料) ・家族カード(年会費無料) ・QUICPay(無料) |
2. 楽天カード
楽天カードの特徴・ポイント
- 入会費・年会費が永年無料!
- 豊富な楽天サービスでポイントが貯まりやすい!
- 溜まった楽天ポイントの使い先がすごく多い!
- 基本還元率が1%~とどこで利用しても高い
- 楽天のサービスを利用しない場合は大きなメリットなし
楽天カードマンのCMでもお馴染みの楽天カードは、楽天のサービスを多く利用する人にはぴったりのクレジットカードです。
ショッピングサイトの楽天市場はもちろんのこと、スマートフォン回線の楽天モバイル、光回線の楽天ひかり、旅行予約サイトの楽天トラベルなど、お得になるサービスの多さと連携力が楽天カードの大きな特徴です。
溜まった楽天ポイントは、楽天関連サービスでの利用はもちろんのこと、マクドナルドやファミリーマート、複数のガソリンスタンドなどで利用ができます。
楽天のサービスは、多く利用すればするほどお得になっていく仕組みのため、楽天のサービスをよく利用する人はぜひ楽天カードを持っておきましょう。
反対に、楽天のサービスをほとんど利用しないという人であれば、他のクレジットカードの方がお得なことが多いため、他のカードを検討してみてもいいでしょう。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Visa/JCB/Mastercard/ American Express |
ポイント還元率 |
1.0%〜3.0% |
申し込み対象 |
18歳〜(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費550円(税込)) ・家族カード(年会費無料) ・QUICPay(無料) |
3. エポスカード
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エポスカードの特徴・ポイント
- ネット申し込み、マルイ店頭受け取りで最短即日発行!
- 入会費・年会費が永年無料!
- 年4回あるマルイの優待期間に、買い物が何度でも10%!
- カードのリニューアルで、老若男女だれでも持ちやすいデザインに!
- 一般カードだとマルイ以外ではポイントが貯まりにくい
エポスカードは、百貨店のマルイを運営するグループ会社のクレジットカードで、マルイはもちろんのこと、そのほか全国約1万店舗で割り引きなどの優待サービスを受けられるのが特徴です。
エポスカードといえば、赤色のカードが特徴的でしたが、2021年4月にカードのデザインが大幅にリニューアルされ、スタイリッシュでオシャレなデザインに変更されたこともあり、老若男女からの人気が高まっています。タッチ決済機能付きで年会費無料のカードです。
ただし、一般カードのポイント還元率は0.5%でポイントが貯まりづらいため、ポイント還元率を重視したい人は注意が必要です。マルイでの利用の場合は、ポイント還元率1%で200円につき2ポイントが付与されます。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Visa |
ポイント還元率 |
0.5%〜10.0% |
申し込み対象 |
18歳〜(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料) ・QUICPay(無料) |
4. セゾンカードインターナショナル
► 公式サイトを見る
セゾンカードインターナショナルの特徴・ポイント
- ネット申し込み、セゾンカウンター受け取りで最短即日発行!
- 入会費・年会費が永年無料!
- 日本初のナンバーレス対応のカードで、不正利用の心配を軽減!
- ポイントの有効期限なし!
- ポイントが1,000ごとに付与されるのでポイントが貯まりづらい
セゾンカードインターナショナルは、クレディセゾンが発行している日本で初めてナンバーレス(カードに番号の記載がない)に対応したクレジットカードです。
クレジットカードに番号の記載がないことにより、紛失時などにカードの不正利用やスキミング(複製)をされるリスクが低いため、セキュリティを特に気にしたい人におすすめです。
また、即日発行に対応していながら、ETCカードや家族カードにも対応しているため、初めてのクレジットカードとしてもおすすめできます。
セゾンカードインターナショナルで貯まるポイントは、「永久不滅ポイント」のため失効期限を気にする必要がなく、セゾンポイントモールを利用すると最大30倍のポイントが貯まるため、ポイ活との相性もいいです。
ただし、買い物で付与されるため通常ポイントは1,000円ごとに設定されているためポイントが貯まりづらく、優待店もあまり多くはありません。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Visa/JCB/Mastercard |
ポイント還元率 |
0.5%〜1.0% |
申し込み対象 |
18歳〜(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料) ・家族カード(年会費無料) ・QUICPay(無料) |
5. 三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)の特徴・ポイント
- 入会費・年会費が永年無料!
- ナンバーレスで紛失時などにも安心安全、見た目もスタイリッシュ!
- 対象のコンビニ、マクドナルドなどの飲食店でスマホのタッチ決済利用で最大7%※のポイント還元!
- タッチ決済でお得に支払い!
- 専用アプリの利用が必須
三井住友カード(NL)は、券面にカード番号が印字されていないナンバーレスタイプのクレジットカードです。
対象のコンビニ、飲食店でスマホのタッチ決済利用時は最大7%※のポイントが還元されます。
通常のポイント還元率が0.5%のため、三井住友カード(NL)でコンビニやマクドナルドなどの飲食店での支払い、楽天の関連サービスの支払いは楽天カードと使い分けるのがおすすめです。
ナンバーレスカードのため専用アプリの利用が必須となっており、慣れるまでは不便に感じることもあるかもしれませんが、使いこなせるようになると便利なクレジットカードです。
特に日常的に対象のコンビニ・飲食店を使用しているという人におすすめできるクレジットカードです。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Visa/Mastercard |
ポイント還元率 |
0.5%〜7% ※
|
申し込み対象 |
満18歳〜(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・初年度年会費無料・年会費550円(税込)※年1回以上利用で翌年度無料) ・家族カード(年会費永年無料) |
※スマホのVisa・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Payで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
2枚目のクレジットカードの選び方
一般社団法人 日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査」によると、成人1人につき3.0枚のクレジットカードを保有しているようです。
クレジットカードを複数枚保有することで、よりポイントが貯めやすくなったり、利用のシーンによってカードを使い分けたりすることが可能になるといったメリットがあります。
ここでは、2枚目のクレジットカードの選び方のポイントについて解説します。
1枚目と国際ブランドを変える
2枚目のクレジットカードは、1枚目のカードと国際ブランドを変えるのがおすすめです。
VisaとJCBであれば、国内ではほとんどのお店やサービスで利用できるものの、一部のお店やサービスではどちらか片方だけしか対応していないこともあります。
そのため、1枚目をVisaで作った人はJCB、JCBで作った人はVisaなど、2枚目のクレジットカードは、1枚目のカードと国際ブランドを変えておくと、利用できる店舗やサービスがさらに増えます。
また、海外旅行や海外出張の多い人は、世界的なシェア率の高く、保有するメリットのあるMastercardやAmerican Expressも選択肢に入ってきます。
年会費・更新費が無料、もしくは安い
1枚目でも年会費・更新費が無料のクレジットカードがおすすめと紹介しましたが、2枚目も無料もしくは安いカードを選ぶのがおすすめです。
1枚目のクレジットカードと同様に、2枚目を発行した時も「うまく使い分けることができない」「あまり使うことがなかった」ということがあります。
年会費や更新費のかかるステータスカードを持ちたい場合、2枚のクレジットカードを使いこなせることを確認したうえで、申し込むようにすることをおすすめします。
なお、2枚目でサービスが充実しているクレジットカードを作りたい場合、年会費や更新費が1,000〜3,000円程度の比較的安いカードを選ぶといいでしょう。
特化型のカードを選ぶ
2枚目のクレジットカードにおすすめなのが、いわゆる「特化型」と言われるカードです。
特化型とは、ポイントがたまりやすい「ポイント特化型」や、ネット・通信系クレジットカードに多い特定サービスでお得になるサービスに特化したカードなどがあります。
1枚目をメインカードとして使う場合、2枚目はよく利用する店舗やサービスに特化したクレジットカードを選ぶことで、しっかり使い分けることができるようになります。
【まとめ】クレジットカードの種類を知って最適な選択を
現在、クレジットカードの種類は無数といえるほど発行されていますが、以下の3つの項目によって分類されます。
- カードのランク
- 国際ブランド
- カードの発行会社
これらの項目ごとに特徴があり、それぞれの項目で自分が必要とするものを選んでいくと、自分にあったクレジットカードがだいぶ絞れてきます。
どれを選んでいいかわからないという人は、以下の5枚のクレジットカードのなかから選んでおくと、汎用的に利用できるのでおすすめです。
カードの種類 |
JCB カード W |
楽天カード |
エポスカード |
セゾンカードインターナショナル |
三井住友カード(NL) |
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年会費 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
国際ブランド |
JCB |
Visa/JCB/Mastercard/ AMEX |
Visa |
Visa/JCB/Mastercard |
Visa/Mastercard |
ポイント還元率 |
1.0%〜10.5%(※)
|
1.0%〜3.0% |
0.5%〜10.0% |
0.5%〜1.0% |
0.5%〜7%(※)
|
申込対象 |
18歳〜39歳 |
18歳以上 |
18歳以上 |
満18歳以上 |
満18歳以上(高校生は除く) |
追加カード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
申込 |