コストコで使えるクレジットカードは?グローバルカードはおすすめ?
アメリカ発の大型スーパー「コストコ」は、日本でも年々人気を高めており、2023年11月時点で33店舗が国内で営業しています。
コストコの魅力といえば、なんといってもその安さ。年会費が毎年4,840円かかりますが、それでもすぐに元を取れるほどの価格でさまざまな商品が販売されています。
そんな安さで人気のコストコですが、よりお得に利用する方法がいくつかあります。
複数人で行ってシェアする、セールを狙って買い物をするなどがよく挙げられますが、実は支払いをクレジットカードにするだけでお得に利用できます。
しかし、コストコでは、日本で人気のVisaやJCBなどのクレジットカードは利用できません。
そこでこの記事では、コストコで使用できるクレジットカードや、コストコで現金払いをすると損してしまう理由、コストコが発行している「コストコグローバスカード」の特徴などについて解説します。
目次[非表示]
コストコの支払いはクレジットカードが絶対おすすめ!
コストコの支払い方法は、2021年11月現在、以下の3つのみとなっています。
- 現金払い
- コストコプリペイドカード
- クレジットカード
近年人気のQRコード決済や電子マネーには対応していないため、注意してください。
この中でも、コストコでの支払いはクレジットカードが絶対におすすめです。
ついつい買い過ぎてしまうコストコだからこそ、クレジットカードでの支払いをおすすめします。
支払いでポイントが貯まってお得
クレジットカード払いのメリットは、支払いでポイントが貯まってお得という点です。
コストコは会員カードこそありますが、TポイントやPontaのような独自のポイントは付与されません。
しかし、カード払いであれば、利用中のクレジットカードのポイント、もしくはコストコグローバスカードの「リワード」が貯まっていきます。
利用頻度別、ポイント還元の例
利用頻度と支払金額ごとに、コストコでクレジットカード払いをすると年間どれくらいポイントが貯まるのかを見ていきます。
利用頻度 支払金額/回 ポイント還元率 支払金額(年間) ポイント(年間)
利用頻度 |
支払金額/回 |
ポイント還元率 |
支払金額
(年間)
|
ポイント
(年間)
|
---|---|---|---|---|
月に1回 |
1万円 |
1.0% |
12万円 |
1,200p |
月に1回 |
2万円 |
1.0% |
24万円 |
2,400p |
月に1回 |
1万円 |
1.5% |
12万円 |
1,800p |
月に1回 |
2万円 |
1.5% |
24万円 |
3,600p |
月に2回 |
1万円 |
1.0% |
24万円 |
2,400p |
月に2回 |
1万円 |
1.0% |
48万円 |
4,800p |
月に2回 |
1万円 |
1.5% |
24万円 |
3,600p |
月に2回 |
2万円 |
1.5% |
48万円 |
7,200p |
コストコの年会費4,840円をポイントでまかなうには年間50万円ほど利用する必要がありますが、月に1回以上の利用で1000以上のポイントが貯まることが分かります。
コストコで使えるクレジットカードはMastercardのみ
冒頭でも触れたようにコストコでは日本で人気のVisaやJCBなどのクレジットカードは利用できません。
コストコで利用できるのは、国際ブランドが「Mastercard」のクレジットカードのみです。
国際ブランドとは、決済システムのブランド(種類)のことで、代表的なのは以下の5ブランドです。
- Visa
- JCB
- Mastercard
- American Express
- Diners Club
2018年2月まではアメリカンエキスプレス(アメックス)が利用できましたが、現在は利用できなくなっています。
海外では国によって利用できる国際ブランドが異なり、アメリカや韓国はVisa、カナダは日本と同じくMastercardのクレジットカードが使えるようになっています。
なお、コストコは「コストコグローバルカード」というクレジットカードを発行しています。
コストコで使えることはもちろん、コストコでの買い物で利用金額の1.5%のリワードが貯まる高還元率のクレジットカードです。
コストコグローバルカードの特徴・詳細
年会費:1,375円(初年度無料)
追加カード:ETCカード、家族カード
ポイント還元率:1.00%~1.50%
ストコの利用で1.5%の高還元が受けられる他、コストコ以外で利用しても1.0%が還元されるカードです。前年度のカード利用額に応じて翌年度に付与され、貯まったリワード(ポイント)はコストコでの買い物に利用可能です。また、コストコ年会費はカード利用分と一緒に引き落とされるので、更新を忘れる心配がありません。
コストコグローバルカードはおすすめ?
「コストコの買い物がお得になるなら作ろうかな。でもクレジットカードを無闇に増やしたくない……」と思う人も多いかと思います。
結論からいうと、コストコでの利用に限ればコストコグローバルカードはおすすめできますが、コストコヘビーユーザーでない限りメインカードとして他のカードを持っておくのがおすすめです。
コストコグローバルカードのポイントは、「リワード」という単位で貯まるようになっており、リワードはコストコでのみ使用できます。
- コストコのない地域に引っ越した
- 他にお得なスーパーを見つけた
上記のような理由でコストコを利用しなくなった場合、コストコグローバルカードで貯まるリワードの使い道がなくなり、実質ポイント還元率0%のクレジットカードになってしまいます。
また、コストコグローバルカードは毎年2月にまとめてリワードが付与され、年末に有効期限が切れるため、あまりコストコに行かない人はリワードを使うタイミングを逃す可能性もあります。
そのため、コストコではコストコグローバルカードを利用して1.5%のリワードを貯め、コストコ以外では他のクレジットカードを利用するという使い分けがおすすめです。
ただし、やはりコストコでの支払いはクレジットカードがおすすめのため、「Mastercatdを持っていない」という人は、この後紹介するクレジットカードをぜひ作ってみてください。
コストコで使えるおすすめクレジットカード2選
「コストコグローバルカードは作らないけど、コストコで使えるクレジットカードを作りたい」という人は、以下のMastercardがおすすめです。
ライフカード
[特長]
入会後1年間はポイント還元率が1.5倍、2年目以降はさらに最大2倍と、利用額に応じて還元率が変わる、いわばステージ制となっています。誕生月の買い物はポイントが3倍になる特典もあり、さらに、会員限定のショッピングモールサイト「L-Mall」経由で買い物をすると、ポイント還元が最大25倍に。カードの申し込み条件が、「日本国内に住んでいる18歳以上(高校生除く)で、電話連絡が可能な人」となっているので、学生や専業主婦・主夫も気軽に申し込むことができます。
[そのほか]
・年会費無料
・ETCカードの発行手数料、年会費は共に無料
・旅行傷害保険は国内が最高1,000万円、海外が最高2,000万円補償
・ショッピング保険は年間300万円まで補償
年会費 |
永年無料 |
国際ブランド |
Visa / Mastercard / JCB |
ポイント還元率 |
0.5%~3.3% |
申込対象 |
18歳~(高校生不可) |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費1,100円(税込)※年1回以上利用で翌年度無料) |
三菱UFJカード
[特長]
三菱UFJ銀行のプロパーカードで安心・安全。コンビニ(セブン-イレブン、ローソン)利用でいつでも5.5%還元で年会費永年無料です。銀行系カードだからこその高セキュリティで、不正使用補償や付帯保険サービスが充実しています。クレジットカードの引き落としがあれば、三菱UFJ銀行のATMが時間帯を問わず無料になります。
[そのほか]
・年会費永年無料
・ETCカードの発行手数料1,100円(税込み)、年会費は無料
・旅行傷害保険は海外のみ最高2,000万円補償(利用付帯)
・ショッピング保険は年間100万円まで補償
年会費 |
永年無料 |
国際ブランド |
Visa / Mastercard / JCB / American Express |
ポイント還元率 |
0.5%~15.0% ※ |
申込対象 |
18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く) |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料1,100円(税込)・年会費無料) ・家族カード(年会費永年無料) ・QUICPay(無料) |
※【最大還元率について】
・1ポイント5円相当の商品に交換した場合
・ポイント還元対象となる利用金額は各ご利用期間中29,000円が上限です。
※【コンビニ利用5.5%還元について】
・還元するポイントは、1ヶ月のご利用金額合計1,000円ごとに算出します。
・各社のご利用金額の合算、集計は行いません。各社単位でのご利用金額に応じてポイントを付与いたします。
・Apple PayはQUICPay(クイックペイ)でのご利用が対象となります。
・Apple Pay、QUICPayはMastercardとVisaのみでご利用可能となります。
【おまけ】コストコをお得に利用するためのポイント
ここからは、おまけ情報として、コストコをよりお得に利用するためのポイントをご紹介します。
クレジットカード+エグゼクティブ会員でポイント二重取り
通常会員の年会費4,840円のゴールドスターメンバーから、年会費9,900円のエグゼクティブ会員にアップグレードすると、追加で2.0%のリワードが付与されます。
コストコグローバルカードは、コストコでの買い物で購入金額の1.5%のリワードが付与されますが、エグゼクティブ会員はポイント二重取りが可能なため、なんと還元率が3.5%まで上昇します。
記事中に紹介したポイント還元の例に3.5%のポイント還元を追加すると、その凄さが分かるかと思います。
利用頻度 |
支払金額/回 |
ポイント還元率 |
支払金額
(年間)
|
ポイント
(年間)
|
---|---|---|---|---|
月に1回 |
1万円 |
1.0% |
12万円 |
1200p |
月に1回 |
2万円 |
1.0% |
24万円 |
2400p |
月に1回 |
1万円 |
1.5% |
12万円 |
1800p |
月に1回 |
2万円 |
1.5% |
24万円 |
3600p |
月に1回 |
1万円 |
3.5% |
12万円 |
4200p |
月に1回 |
2万円 |
3.5% |
24万円 |
8400p |
月に2回 |
1万円 |
1.0% |
24万円 |
2400p |
月に2回 |
1万円 |
1.0% |
48万円 |
4800p |
月に2回 |
1万円 |
1.5% |
24万円 |
3600p |
月に2回 |
2万円 |
1.5% |
48万円 |
7200p |
月に2回 |
1万円 |
3.5% |
24万円 |
8400p |
月に2回 |
2万円 |
3.5% |
48万円 |
16800p |
もちろん年会費が9,900円かかるため、一定以上コストコを利用しなければお得にはなりませんが、年間25万円以上の利用で差額の約5000円をまかなうことができます。
なお、年途中でのエグゼクティブ会員へのアップグレードは、ゴールドスターメンバーで支払っている年会費の差額のみ支払えば可能です。
コストコのない地域に引っ越すならカードの解約と退会を忘れずに
もしもコストコのない地域に引っ越しが決まり、今後コストコを利用する機会がなくなる場合、コストコメンバーからの退会とコストコグローバルカードの解約を忘れないようにしましょう。
先述のとおり、コストコを利用しない場合、コストコグローバルカードはポイント還元率が実質0%で、2年目以降は年会費が1,375円かかってしまいます。
また、コストコグローバルカードはコストコの年会費が自動引き落としとなっているため、コストコメンバーから退会していなければ年会費がかかり続けてしまいます。
コストコの年会費は、年の途中で退会すると年会費が全額返金されるため、引っ越しの前に退会と解約を行っておくことをおすすめします。
【まとめ】コストコの支払いはクレジットカードで!
コストコの支払いはポイントが貯まるクレジットカードがおすすめです。
コストコの発行しているコストコグローバルカードであれば、支払金額の1.5%のリワードを受け取れるため、コストコをよく使う人はぜひ申し込んでみましょう。
そこまで頻繁にコストコは使わないものの、コストコの支払いをお得にしたいという人は、Mastercardのクレジットカードを利用しましょう。
クレジットカードの還元率によって受け取れるポイントは異なりますが、現金払いよりもお得にコストコでの買い物が可能です。