Suicaのオートチャージの方法とおすすめのクレジットカードを解説!
Suicaは、JR東日本が発行するICカード。鉄道やバスなどの交通利用だけでなく、日々の買い物にも使えて便利なカードです。
そんな「Suicaライフ」をさらに快適にしてくれるのが、「オートチャージ」と呼ばれる機能です。オートチャージを活用すれば、都度チャージする必要がなくなり、よりスムーズな利用が可能になります。
この記事では、オートチャージの利用方法をわかりやすく解説します。さらに、Suicaへのチャージに活用したいおすすめのクレジットカードもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.Suicaのオートチャージとは?
- 2.Suicaのオートチャージを利用する方法
- 3.カード型SuicaとモバイルSuicaどちらがおすすめ?
- 4.Suicaにチャージするクレジットカードの選び方
- 4.1.ポイント還元率
- 4.2.年会費
- 4.3.Suicaのチャージでポイントが貯まるかは必ずチェック
- 5.おすすめのSuica付きクレジットカード
- 5.1.ビューカード スタンダード
- 5.2.ビューゴールドカード
- 6.【Q&A】Suicaのオートチャージに関するよくある質問
- 6.1.Q.登録のクレジットカードを変更することはできる?
- 6.2.Q.オートチャージで入金されるタイミングは?
- 6.3.Q.オートチャージを解除することはできる?
- 6.4.Q.オートチャージする金額は自分で決めることができる?
- 7.【まとめ】Suicaのオートチャージを設定すれば入金の手間が省けて快適に!
Suicaのオートチャージとは?
Suicaのオートチャージとは、自動改札機にSuicaをタッチするだけで、自動的に入金ができる機能です。
Suicaの残高があらかじめ設定した金額以下になると、改札を出たり入ったりするタイミングで、設定した金額が入金されます。
オートチャージ機能を利用することで、残高が少なくなるたびに手動でチャージする手間が省けます。
また、「いざ改札を通ろうとしたら残高がなかった」「チャージしている間に電車が発車してしまった」という事態も防げます。
なお、Suicaのオートチャージは、首都圏・仙台・新潟エリアのSuicaエリアに加えて、首都圏の私鉄・地下鉄におけるPASMOエリアでも機能します。
普段これらのエリアで活動しているならぜひ設定しておきたい、非常に便利な機能だといえるでしょう。
Suicaのオートチャージを利用する方法
Suicaのオートチャージを利用する方法には、以下の3種類があります。
それぞれの利用方法を順番に見ていきましょう。
1. Suicaにオートチャージを設定する
まずは、通常のSuicaにオートチャージを設定する方法です。
この方法では、Suicaに決済用のクレジットカードをリンクさせることで、オートチャージ機能を使えるようになります。そして、この方法で使えるクレジットカードは「ビューカード」のみに限定されています。
以下に、設定の流れを記します。
- Suicaとビューカードをそれぞれ用意する
- 2枚のカードを持って駅設置のATM「VIEW ALTTE」に行く
- 「オートチャージ設定」→「Suicaのリンク」を選択し、画面表示に従って手続きを進める
- 自動入金額と、オートチャージを行う残高額を設定する
参照:オートチャージの設定(初めてSuicaをリンクする場合)
2. Suica付きクレジットカードを利用する
Suicaとクレジット機能が一体となった「Suica付きクレジットカード」なら、一枚のカードでオートチャージが完結します。
Suica付きクレジットカードとして提供されているのも、上でご紹介した「ビューカード」ブランドです。
新たにSuica付きのビューカードを申し込む場合には、入会申込時に「オートチャージサービスを利用しますか?」の問いに「はい」と答えることで、オートチャージが有効になります。
すでにSuica付きビューカードを持っていて、オートチャージ機能を新たに設定する場合には、駅設置のATM「VIEW ALTTE」で以下のように設定します。
- Suica付きビューカードを持って駅設置のATM「VIEW ALTTE」に行く
- 「オートチャージ設定」→「オートチャージ設定」→「ビューカードにオートチャージ」を選択し、画面表示に従って手続きを進める
- 自動入金額と、オートチャージを行う残高額を設定する
参照:オートチャージの設定(Suica機能付きビューカードの場合)
3. モバイルSuicaでオートチャージを設定する
モバイルSuicaとは、スマートフォンのタッチでSuicaの機能を利用できるサービスです。モバイルSuicaには、アプリにクレジットカードを登録することで、アプリ上でいつでもどこでも残高をチャージできる機能が搭載されています。
このモバイルSuicaでも、オートチャージを設定可能です。ただし、オートチャージに利用できるクレジットカードは、ビューカードに限定されています。
以下に、モバイルSuicaアプリでオートチャージを設定する流れを記します。
- モバイルSuicaアプリを起動する
- 「会員メニュー」をタップする
- オートチャージ設定したいSuicaを選び、「Suica管理」をタップする
- 「オートチャージ設定」→「オートチャージを利用する」をタップし、画面表示に従って操作を進める
- 自動入金額と、オートチャージを行う残高額を設定する
カード型SuicaとモバイルSuicaどちらがおすすめ?
上でご紹介したモバイルSuicaと、以前からあるカード型Suica、どちらのタイプが使いやすいのでしょうか。両者のメリット・デメリットを見てみましょう。
カード型Suicaのメリット・デメリット
カード型Suicaには、以下のようなメリットがあります。
- 従来のきっぷ・定期券と同じ感覚で持ち歩ける
- スマートフォンの充電を気にせず使える
一方、カード型Suicaにはこのようなデメリットもあります。
- モバイルSuicaと比べると、カード1枚分荷物が増える
- モバイルSuicaと比べると、利用履歴や残高の確認に手間がかかる
- 自宅など好きな場所でチャージできない
カード型Suicaは、紙のきっぷや定期券と同じような感覚で、財布やパスケースに入れて使えるのが魅力です。スマートフォンの充電を気にする必要もありません。ただ、利用履歴や残高確認、チャージのタイミングには、モバイルSuicaと比べると少し制限されます。もっとも、チャージに関しては、オートチャージを設定していればさほど問題ではないでしょう。
モバイルSuicaのメリット・デメリット
モバイルSuicaならではのメリットとして、以下のような点が挙げられます。
- スマートフォンひとつで交通利用やショッピングができる
- いつでもどこでもチャージできる
- 利用履歴や残高をいつでもアプリで確認できる
一方、モバイルSuicaには以下のデメリットもあります。
- スマートフォンを忘れたり、電源が切れていたりすると使えない
スマートフォンだけで決済できるモバイルSuicaは、「カードだと紛失が心配」「持ち物をなるべく減らしたい」という場合におすすめです。アプリでいつでもどこでも手動チャージや利用状況の確認、オートチャージ設定ができるところも魅力的です。ただし、スマートフォンそのものを持っていなかったり、電源が入っていなかったりすると使えないことに注意が必要でしょう。
Suicaにチャージするクレジットカードの選び方
Suicaのオートチャージはビューカード限定ですが、オートでないチャージにはそれ以外のクレジットカードも使えます。そこで、Suicaチャージに用いるクレジットカードを選ぶ際のポイントをご紹介します。
ポイント還元率
まずチェックしたいのは、クレジットカードのポイント還元率です。Suicaは交通系ICカードということもあり、利用頻度が多くなりやすいカードです。そんなSuicaにポイント還元率の高いカードを組み合わせれば、普段の生活を送るだけで、少しずつ「お得」が積み重なっていきます。Suicaを日常的に利用しているなら、ぜひポイント還元率が高いカードからチャージしたいものです。
年会費
いくらポイントが還元されても、年会費が高いと、結果的にマイナスになってしまうことも。もちろん、サービス内容と照らし合わせて納得できる年会費なら問題ないですが、「まさかこんなに年会費がかかるなんて」と後で残念な思いをするのは避けたいものです。ポイント還元率やサービス内容といっしょに、必ずカード年会費もチェックして、自分にとって一番コストパフォーマンスのいいカードを選びましょう。
Suicaのチャージでポイントが貯まるかは必ずチェック
クレジットカードの中には、「Suicaのチャージはポイント還元対象外」というものもあります。しっかり確認しておかなければ、「ポイント還元率が高いと思って契約したのに、肝心のSuicaでは全然貯まらない……」という事態にもなりかねません。ポイント還元については、細かいところまであらかじめ確認しておくことをおすすめします。
おすすめのSuica付きクレジットカード
ビューカード スタンダード
唯一無二のSuica付きクレジットカードで、電車通勤・通学や出張多い方には必携のカードです。オートチャージ機能付きで、チャージ残高不足で改札で立ち止まる煩わしさから解放されます。さらに、オートチャージを利用するだけでポイントが1.5%還元。モバイルSuicaと組み合わせて、定期券購入やえきねっとを利用するともっとお得になり、圧巻のポイント5%還元(※)となります。
年会費 |
524円(税込) |
国際ブランド |
Visa / Master / JCB |
申込対象 |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
ポイント還元率 |
0.5%~5.0% |
Suicaオートチャージ |
設定可能 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費524円(税込))
・家族カード(年会費524円(税込))
|
※ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。<利用例>モバイルSuicaにてモバイルSuicaグリーン券を購入した場合、VIEWプラス3%+えきねっと2%=合計5%となります。
※事前にJRE POINTへの会員登録およびSuicaの登録、モバイルSuica会員登録が必要です。
ビューゴールドカード
さらにポイント還元率が高くサービス充実のゴールドカードなら、このビューゴールドカード。ポイント還元率は最大10%(※)で通勤・通学・出張で電車利用多い方は、ポイントがどんどん貯まる必携カードです。
オートチャージ機能付きで、チャージ残高不足で改札で立ち止まる煩わしさから解消。国内外で使えるゴールドカードならではの特典も充実していて、年会費の元も取れるコスパ最強のゴールドカードとなっています。モバイルSuicaで定期券を購入すると、ポイントは6%還元になります。
年会費 |
11,000円(税込) |
国際ブランド |
Visa / JCB |
申込対象 |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
ポイント還元率 |
0.5%~10.0% |
Suicaオートチャージ |
設定可能 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料)
・家族カード(年会費初年度無料・2年目以降3,300円(税込))
|
※ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。<利用例>モバイルSuicaにてモバイルSuicaグリーン券を購入した場合、VIEWプラス8%+えきねっと2%=合計10%となります。
※事前にJRE POINTへの会員登録およびSuicaの登録、モバイルSuica会員登録が必要です。
【Q&A】Suicaのオートチャージに関するよくある質問
最後に、Suicaのオートチャージについてよく寄せられる質問とその答えを掲載します。
Q.登録のクレジットカードを変更することはできる?
A.オートチャージ用にSuicaにリンクさせたカードは、簡単に別のカードに変更できます。
カード型Suicaの場合は駅のATM「VIEW ALTTE」で変更します。「Suicaのリンク」→「Suicaのリンク」→「リンク設定/変更」と選択し、画面の表示に従って新しいカードを挿入して、オートチャージをあらためて設定しましょう。
モバイルSuicaの場合は、アプリ上で変更可能です。アプリトップページで「会員メニュー」→「Suica管理」→「クレジットカード設定」→「変更する」の順にタップして、新しいカード情報を入力することで変更できます。
Q.オートチャージで入金されるタイミングは?
A.Suicaの残高があらかじめ設定した金額以下になると、「自動改札の入場時または出場時」に自動的に入金されます。
残高が減っていても、コンビニなどの店舗やバスではオートチャージが機能しません。あくまでも、駅の自動改札機でしかオートチャージされない点を理解しておきましょう。
Q.オートチャージを解除することはできる?
A.オートチャージは、好きなタイミングで停止できます。
カード型Suicaの場合は駅のATM「VIEW ALTTE」で手続きをします。「オートチャージ設定」→「オートチャージ設定」→「Suicaにオートチャージ」→「既にリンク設定されている方」と選択し、画面の表示に従ってカードを挿入して、「ご利用停止」を選択しましょう。
モバイルSuicaの場合は、アプリ上で変更可能です。アプリトップページで「会員メニュー」→「Suica管理」→「オートチャージ設定」をタップし、「オートチャージを使用する」をタップして無効にすると、オートチャージを停止できます。
Q.オートチャージする金額は自分で決めることができる?
A.Suicaのオートチャージは、
- ◯◯円以下になったら
- △△円チャージする
という仕組みですが、この2種類の金額をどちらも自分で決められます。
1と2の両方とも、設定できる金額の選択肢は以下のとおりです。
- 1,000円
- 2,000円
- 3,000円
- 4,000円
- 5,000円
- 10,000円
なお、1日のオートチャージの合計金額は2万円となっています。
【まとめ】Suicaのオートチャージを設定すれば入金の手間が省けて快適に!
今回は、JR東日本発行のICカード「Suica」をさらに快適に利用できる、オートチャージ機能について解説しました。
オートチャージを利用する方法として、以下の3種類が用意されています。
- Suicaにオートチャージを設定する
- Suica付きクレジットカードを利用する
- モバイルSuicaでオートチャージを設定する
自分のニーズに合わせて最適な方法を選びましょう。その際、本記事でご紹介した「「おすすめのSuica付きカード」も、ぜひ選択肢に入れてみてください。