ビューカード スタンダードのレビュー・評価
ビューカード スタンダードとは?
ビューカード スタンダードはJR東日本運営のビューカードが発行する「Suica機能付きクレジットカード」です。Suica・クレジットカード・JRE POINTカードの機能を兼ね備えた、便利でお得なカードで、モバイルSuica定期券購入で5%還元など還元率も高いカードです。Suicaにオートチャージができるのは、ビューカードが発行しているクレジットカードのみとなります。
2024年11月にビューカード スタンダード(旧:「ビュー・スイカ」カード)はリニューアルし、カードデザインが表面・裏面ともにシンプルでスタイリッシュなデザインに代わりました。
目次[非表示]
- 1.ビューカード スタンダードとは?
- 2.ビューカード スタンダードのメリット
- 2.1.1. Suica・クレジットカード・JRE POINTカード一体型
- 2.1.1.「Suica」機能
- 2.1.2.「クレジットカード」機能
- 2.1.3.「ポイントカード」機能
- 2.1.4.「Suica定期券」機能(更新カード、再製カード、再発行カードのみ)
- 2.2.2.Suicaにオートチャージができる
- 2.3.3. ポイントが貯めやすく、Suicaへのチャージや新幹線などで利用ができる
- 2.3.1.「JRE POINT」が貯まるシーンや還元率は?
- 2.3.2.「JRE POINT」をダブルで貯める方法は?
- 2.3.3.貯まった「JRE POINT」の使い道は?
- 2.4.4. 年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえる
- 3.ビューカード スタンダードのデメリット
- 3.1.通常還元率は0.5%と高くない
- 3.2.ETCカード・家族カードも年会費がかかる
- 4.利用ユーザーの口コミ
- 5.入会キャンペーン
- 6.このカードをおすすめする人
カード基本情報
カード名 |
ビューカード スタンダード |
発行会社 |
株式会社ビューカード |
年会費(本会員) |
524円(税込) |
年会費(家族会員) |
524円(税込) |
発行スピード |
最短1週間 |
還元率 |
0.5%~5.0%(※)
|
国際ブランド |
Visa / Master / JCB |
申込対象 |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
旅行傷害保険(海外) |
最高500万円(利用付帯) |
旅行傷害保険(国内) |
最高1,000万円(利用付帯) |
ショッピングガード保険 |
なし |
追加可能カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費524円(税込)) ・家族カード(年会費524円(税込)) |
Apple Pay・Google Pay |
設定可 |
(※) |
・ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。 <利用例:ビューカード スタンダード>モバイルSuicaにてモバイルSuicaグリーン券を購入した場合、VIEWプラス3%+えきねっと2%=合計5%となります。 ・事前にJRE POINTへの会員登録およびSuicaの登録、モバイルSuica会員登録が必要です。 |
🖊 編集部コメント
【JR東日本ユーザー必見】電車通勤・通学や出張多い方には必携カードです。Suicaオートチャージ機能が付いているのはビューカードだけで、チャージ残高不足で改札で立ち止まる煩わしさから解放されます。Suicaオートチャージを利用するだけでポイント1.5%還元。さらに、モバイルSuicaと組み合わせて、定期券購入やえきねっとを利用すると圧巻のポイント5%還元となります。新社会人や学生にもおすすめで、特に首都圏にお住まいでJRでの移動や買い物でSuicaをよく利用する人には、間違いなくおすすめです。毎日使う交通費がオトクになりポイントがどんどん貯まる交通系人気NO.1カードです。
ビューカード スタンダードのメリット
- Suica・クレジットカード・JRE POINTカード一体型
- Suicaにオートチャージができる
- ポイントが貯めやすく、Suicaへのチャージや新幹線などで利用ができる
- 年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえる
1. Suica・クレジットカード・JRE POINTカード一体型
ビューカード スタンダードはSuica・クレジットカード・JRE POINTカードの機能が一体型した1枚3役のクレジットカードです。それぞれの役割やメリットをこまかく解説していきます。
「Suica」機能
ビューカード スタンダードは鉄道、バス、お買い物などで利用できるJR東日本のICカード「Suica」として利用することができます。Suicaがあれば券売機できっぷを買う必要がなく、改札でタップするだけでピッと1秒ほどの速さで通過することができます。JRと地下鉄など異なる路線を乗り入れたときには、自動で精算されすべて割安なIC運賃が適用され、スマートにお得に移動することができます。Suicaを持っていると、北海道から九州までKitaca、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけん、icsca、odecaの各エリアにおける鉄道・バス等が利用可能です。
「クレジットカード」機能
ビューカード スタンダードは通常のショッピング利用による還元率は0.5%なので決して高くはありませんが、所定の条件で利用すれば還元率は最大5.0%(※)までアップします。Apple Pay・Google Payにも設定可能です。
「ポイントカード」機能
ビューカード スタンダードはJR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」が貯まり、ポイントカードとして利用することができます。ポイントは主にJR東日本の電車に乗ったときや、新幹線のチケットを予約したときなど鉄道の利用で貯まります。さらに、JR東日本グループのお店やサービスの利用、駅ビル、グループ以外の加盟店でショッピングしたときにも貯まります。ポイントについてはこの記事のメリット③で詳しく解説していきます。
「Suica定期券」機能(更新カード、再製カード、再発行カードのみ)
以前の「ビュー・スイカ」カードではカードをJR線と他の鉄道会社にまたがる定期券(連絡定期券)またはバス定期券としても利用可能で、カード本体の裏面に定期券情報が記入され、定期範囲では「定期券」として、それ以外の移動では「Suica」として利用することができましたが、リニューアル後のビューカード スタンダードは定期券機能はモバイルSuicaに集約されました。モバイル一つで完結する時代に合わせたリニューアルと言えるでしょう。
リニューアル前から「ビュー・スイカ」カードを使用していた方は、カード更新の際もSuica定期券機能を引き続き利用することが可能です。現在Suica定期券を一体型にできるビューカードは以下の4枚のみです。
- JRE CARD
- ルミネカード
2.Suicaにオートチャージができる
ビューカード スタンダードはSuicaへのオートチャージが可能です。Suicaの残額が設定金額以下になると、自動改札機にタッチしたときに設定した金額が自動でチャージされる仕組みです。これにより毎回Suicaの残額を確認したり、残高不足で改札を通れないといったことが無くなり、スマートにスムーズに電車やバスを利用できます。Suicaへのオートチャージは限られたクレジットカードのみが対応可能になっています。
Suicaへのオートチャージが可能なクレジットカード |
✔ 株式会社ビューカード(JR東日本系列のカード会社)が発行するカード ✔ ビューカードと提携を結んでいる一部のクレジットカード |
Suicaにオートチャージができるクレジットカード(※一部)比較を見るとビューカードが機能、還元率ともにより充実していることが分かります。
クレジットカード比較 | ||||
カード名 |
ビューカード スタンダード |
ビューカードゴールド |
イオン
Suicaカード
|
JALカードSuica |
年会費 |
524円(税込) |
11,000円(税込) |
無料 |
2,200円(税込) |
還元率 |
0.5%~5.0%(※) |
0.5%~10.0%(※)
|
0.5%~1.0% |
0.5%~1.0% |
Suica
オートチャージ
|
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
Suica
チャージ還元率
|
1.5% |
1.5% |
0.5% |
1.5% |
定期券利用 |
〇 |
〇 |
× |
× |
家族カード |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
ゴールド
カード特典
|
× |
〇 |
× |
× |
ビューカード スタンダードは様々なタイプのSuicaと連携・オートチャージの使用が可能です。
種類 |
オートチャージ可否 |
Suica定期券 |
〇 |
My Suica(記名式) |
〇 |
モバイルSuica |
〇 |
Apple PayのSuica |
〇 |
無記名Suica |
× |
ただし、オートチャージは首都圏Suica・PASMOエリア、仙台エリア、新潟エリア、青森エリア、盛岡エリア、秋田エリアのみで利用することができます。関西圏ではSuicaオートチャージ機能を使えませんのでご注意ください。
3. ポイントが貯めやすく、Suicaへのチャージや新幹線などで利用ができる
ビューカード スタンダードは「JRE POINT」というJR東日本グループの共通ポイントが貯まります。通常は0.5%と標準的な還元率ですが、モバイルSuicaでの定期券購入ならポイント5%還元、Suicaへのオートチャージではポイント1.5%還元と還元率がアップします。一般的なクレジットカードと比べるとかなりの高還元です。定期券は高額ですので、この還元率になるのはかなりお得と言えるでしょう。他にも毎日使う駅にある駅ビルなどJRE POINT加盟店での買い物でも還元率がアップするので日常利用で無理なくポイントを貯めることができるカードです。
「JRE POINT」が貯まるシーンや還元率は?
JRE POINTはSuicaでの鉄道利用や駅ビルでの買い物、ビューカード スタンダードの利用など、日常のさまざまなシーンで貯まります。より効率良く貯めるためには「VIEWプラス」の対象サービス利用や、カードタイプのSuicaではなくモバイルSuicaを利用することをおすすめします。カードタイプのSuicaよりもモバイルSuicaの方がポイント還元率が高くなっています。
✔ 「VIEWプラス」とは
JR東日本の以下対象サービスをビューカードで利用するとポイントアップするサービスです。
【VIEWプラス】ポイント対象のサービス |
ビューカード スタンダード |
ビューカードゴールド |
|
えきねっと |
JRのきっぷを予約
*予約時決済
|
3.0% |
8.0% |
モバイルSuica |
・オートチャージ
・手動のチャージ
|
1.5% |
1.5% |
定期券の購入 |
3.0% |
4.0% |
|
お得なきっぷの購入 |
3.0% |
8.0% |
|
グリーン券の購入 |
3.0% |
8.0% |
|
カードタイプのSuica |
オートチャージ |
1.5% |
1.5% |
駅ビル
※ルミネやアトレなど対象店
|
JRE POINT加盟店での
買い物
|
1.0% |
1.0% |
その他 |
みどりの窓口 |
通常の0.5% |
きっぷ・定期券などの購入なら1.0%
*そのほか通常の0.5%
|
駅たびコンシェルジュ | |||
VIEW ALTTE | |||
券売機など |
✔ 「鉄道利用」で貯まる
登録したSuicaでJR東日本の鉄道に乗って以下ポイントを貯めることができます。
【鉄道利用で貯まる】JRE POINT |
モバイル
Suica
|
カードタイプ
Suica
|
在来線乗車 |
2.0% |
0.5% |
Suicaグリーン券を購入 |
2.0% |
0.5% |
モバイルSuica定期券を購入 |
2.0% |
- |
「タッチでGo!新幹線」等のサービス利用 |
2.0% |
0.5% |
✔ 「VIEWプラス」+「鉄道利用」の組み合わせで最大5.0%ポイントが貯まる
例えば、ビューカード スタンダードでモバイルSuica定期券を購入すると5.0%・モバイルSuicaでグリーン券を購入すると5.0%(内訳「VIEWプラス」3.0%+「鉄道利用」2.0%)ポイントが貯まります。JR東日本サービス特化型のカードならではの高還元率です。
「JRE POINT」をダブルで貯める方法は?
①「えきねっと」でポイントがダブルで貯まる
「えきねっと」でのきっぷ等の購入(予約時決済)にビューカードを利用すると「VIEWプラス」のポイントに加えて、「えきねっと」の利用によるJRE POINTも貯まります。
画像引用:VIEWプラスビューカード(https://www.jreast.co.jp/card/point/save/viewplus.html)
②「モバイルSuica」でポイントがダブルで貯まる
「モバイルSuica」にビューカードを登録し、さらに「モバイルSuica」を「JRE POINT」のWEBサイトに登録すると「VIEWプラス」のポイントに加えて、鉄道利用でのJRE POINTも貯まります。
貯まった「JRE POINT」の使い道は?
貯まったJRE POINTはショッピングで利用したり商品に交換したりできます。JRE POINTは1ポイント=1円の交換率で利用できます。家族でビューカードを持っている人がいればJRE POINTを合算することも可能です。ここでは、おすすめの使い道を4つご紹介します。
① Suicaへのチャージ
Suicaカード・モバイルSuicaに1ポイント=1円としてチャージできます。乗車やショッピングに利用できるので、特にポイントの交換方法を決めていない方にはおすすめです。
② 新幹線・特急列車の特典チケットに交換
新幹線eチケットサービス、えきねっとチケットレスサービスのチケットを「JRE POINT特典チケット」に交換することができます。JR東日本圏内の仙台・東北にも行けるので交通費無料で旅行にも行けます。
③ 商品券・クーポン・賞品に交換
ギフト券やお米券、スイーツやグルメと言った賞品などに交換ができます。中でもおすすめはルミネ商品券で、3,600ポイントが4,000円相当になるため、貯まったポイント以上にお得に利用することができます。
④ 駅ビルでショッピングに使う
駅ビルのJREポイント加盟店でのショッピングに1ポイント=1円で利用できます。加盟店マップからも分かるように店舗数も多く、貯めたポイントでお得にショッピングすることができます。
画像引用:JRE加盟店マップ(https://www.jrepoint.jp/point/spend/jrepoint-card/)
4. 年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえる
ビューカード スタンダードは年間利用額累計に応じて、通常ポイントに加えボーナスポイント「ビューサンクスボーナス」がもらえます。利用が多いほどボーナスポイントも増えていくお得なサービスになっています。通常還元率は0.5%と平均的ですが、このボーナス特典のおかげでポイントは貯まりやすく、メインカードとして使えば最大の5,250ポイントを獲得するのも難しくないカードです。
画像引用:ビューサンクスボーナス(https://www.jreast.co.jp/card/point/save/bonus.html)
ビューカード スタンダードのデメリット
通常還元率は0.5%と高くない
ビューカード スタンダードは通常の還元率が0.5%と決して高くない点がデメリットとしてあげられます。ただ、年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえるので、メインカードとして使用して年間150万円以上使えば還元率は0.85%までUPします。さらにJR東日本ユーザーであれば、Suicaや定期券の利用で還元率が大きくアップするので、デメリット以上の強みといえるでしょう。
ETCカード・家族カードも年会費がかかる
カード本会員のみならず、ETCカードや家族カードなどの追加カードも年会費が各524円(税込)かかります。年会費無料の追加カードが主流の中、維持費をかけたくない人にとってはデメリットと言えるでしょう。ただ、ETCカードは申込まずに年会費無料カード付帯のものを利用することで解決することができます。家族カードは、家族それぞれオートチャージが使えることや、万が一紛失しても定期券およびSuicaの残額を保障してくれるメリットはデメリット以上の強みといえるでしょう。
利用ユーザーの口コミ
👨男性/学生/20代 オートチャージの解放感が凄い!
このカードを使う前は、駅の改札付近でチャージするために友達を待たせたり、残高不足に気付かず改札で止まってしまったりして、煩わしさを感じていました。今はオートチャージ機能があるので、チャージ残高とか気にせず改札をサクサク通れて快適です!
👨男性/会社員/30代 出張でポイントアップ
出張が多いので新幹線利用でこつこつポイントを貯めています。モバイルSuicaにチャージしたり、オートチャージ利用するだけでポイント3倍(1.5%還元)になるので、他の年会費無料カードに引けを取らない良カードだと思っています。
👩女性/会社員/30代 定期券を買うとポイント二重取り!ポイント5%還元!
普段から便利なのでモバイルSuicaを利用しているのですが、モバイルSuicaで定期券を購入、Viewカードで決済するとポイントの二重取りができることを知りました!基本的に通勤交通手当は会社から支給されるので、定期券代は自分で出さず、ポイントだけもらえてかなり得してる気分です!
入会キャンペーン
ビューカード スタンダードは新規入会キャンペーンを実施中です。このキャンペーンをうまく利用して、おトクにクレジットカード申込することをおすすめします。
【入会キャンペーン】Visaブランドのご入会&ご利用でJRE POINT最大10,000ポイントプレゼント!(2025/1/31まで)
詳しくは公式サイトからご確認ください。
このカードをおすすめする人
ビューカード スタンダードは対象のJR東日本のサービスを利用すると還元率がアップしたり、利用金額でボーナスポイントがもらえたり、万が一紛失しても定期券およびSuicaの残額を保障してくれたりと魅力的なクレジットカードと言えます。このカードは以下に該当する方にもっともおすすめです。
- Suicaユーザー
- 首都圏や仙台新潟に住んでいる人
- JR東日本で通勤通学をする新社会人や学生
- 駅ビルでショッピングする機会が多い人