JCB Biz ONEの徹底解説・レビュー・評価
JCB Biz ONEとは?
JCB Biz ONEは2024年9月24日に新登場した「個人事業主・フリーランス必見のポイント最強ビジネスカード」です。
JCBが直接発行する個人事業主・フリーランス向けのプロパーカードで、ポイントがこれまでのJCB法人カードの2倍貯まる「ポイント最強カード」として話題になっています。
現代の働き方として、個人事業主やフリーランスになる人が増えており、JCB Biz ONEは、そんな人々が求める「安心できるブランド」「初期導入費用の安さ」「還元率の高さ」を実現した新時代のカードと言えます。日本唯一の国際ブランドJCBの高いステータス性を備えながら、一般カードは永年無料、ゴールドカードは初年度無料、さらに年間100万円の利用で翌年の年会費も無料です。
また、常時1%以上の高いポイント還元率を誇り、ビジネス向けの充実したサービスも魅力です。JCB Biz ONEは、ポイントを効率的に貯めたい個人事業主やフリーランスにとって、最強のビジネスカードといえるでしょう。
「他の法人カードとの違いがよく分からない」
「JCBが出した新カードのメリットを知りたい」
そんな方のために、この記事ではJCB Biz ONEを徹底解説・ご紹介していきます。
\2024年9月24日 新登場!/
目次[非表示]
- 1.JCB Biz ONEとは?
- 1.1.カード基本情報
- 1.2. JCBの法人カードの種類
- 2.JCB Biz ONEの特徴・メリット
- 2.1.1. 「個人事業主」・「フリーランス」特化型
- 2.2.2. 一般カードは年会費”永年”無料
- 2.3.3. ゴールドカードは年会費初年度無料・条件達成で翌年度も無料
- 2.4.4. ポイント還元率がいつでも1%以上
- 2.5.5. お得なポイント還元プログラムで経費削減できる
- 2.6.6. 最短5分でカード番号が発行可能
- 2.7.7. 決算書不要、起業直後でも申込可能
- 2.8.8. 最大500万円の高い利用限度額
- 2.9.9. ETCカードは年会費・発行手数料とも無料
- 2.10.10. 会計ソフトと連携可能で無駄な作業を削減・確定申告が楽になる
- 2.11.11. 多彩なビジネスサポートサービスが付帯
- 2.12.12. クレジットカード納税で得する
- 2.12.1.クレジットカード納税とは?
- 2.12.2.クレジットカード納税で注意したいことは?
- 2.12.3.クレジットカード納税する場合の手数料は?
- 2.12.4.クレジットカード納税のポイント還元率別シミュレーション
- 2.12.5.JCB Biz ONEでクレジットカード納税をすると得する
- 2.13.13. 取引先からの請求書の支払いを“先延ばし”できる
- 3.JCB Biz ONE一般カードとゴールドカードの違い
- 4.他社カードとの比較
- 5.個人事業主・フリーランスはビジネスカードを使うべき?
- 6.編集部からのコメント
- 7.JCB Biz ONEのデメリット
- 7.1.海外で使える店舗が少ない
- 7.2.追加カードを発行できない
- 8.個人事業主・フリーランスからの口コミ
- 9.入会キャンペーン
- 10.まとめ
カード基本情報
カード名 |
JCB Biz ONE(一般・ゴールド) |
発行会社 |
株式会社ジェーシービー |
年会費(本会員) |
一般:永年無料
ゴールド:初年度無料・2年目以降5,500円(税込)※年間100万円以上利用で翌年度無料
|
使用者追加 |
不可 |
発行スピード |
最短5分でカード番号発行・カードは1週間程度で到着 |
還元率 |
1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合
|
国際ブランド |
JCB |
申込対象 |
法人代表者または個人事業主で 一般:18歳以上の方 ゴールド:20歳以上の方 |
付帯保険 |
一般:悪用保険 ゴールド:サイバー保険・スマホ保険・ショッピングガード保険・悪用保険 |
利用限度額 |
~500万円 ※所定の審査あり |
追加可能カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料) ・QUICPay(無料) |
Apple Pay・Google Pay |
利用可能 |
JCBの法人カードの種類
JCBの法人カードは大きく分けて以下の3種類です。
- フリーランス、個人事業主向けの「JCB Biz ONE」
- 中小企業向けの「JCB 法人カード」
- 大規模企業・官公庁向けの「JCBコーポレートカード」
「JCB Biz ONE」と「JCB法人カード」の2つの大きな違いは追加カードを複数枚発行し、従業員カードとして配ることができるかどうかです。「申込者(代表者)だけカードを使う」場合は「JCB Biz ONE」、従業員にもカードを発行する場合は「JCB法人カード」の利用をおすすめします。
カード名 |
JCB Biz ONE(一般) |
JCB 法人カード(一般) |
年会費 |
永年無料 |
初年度無料・2年目以降1,375円(税込) |
追加カード |
発行不可 |
複数枚発行可 |
ETCカード |
1枚まで発行可 |
複数枚発行可 |
申込資格 |
法人または個人事業主 |
法人または個人事業主 |
ポイント還元率 |
1.0%~ |
0.5%~ |
この記事では、個人事業主・フリーランスの方がオンラインですぐに申込むことが可能なカード「JCB Biz ONE」について解説しています。
関連記事:JCBの法人カード徹底比較
JCB Biz ONEの特徴・メリット
- 「個人事業主」・「フリーランス」特化型
- 一般カードは年会費”永年”無料
- ゴールドカードは年会費初年度無料・条件達成で翌年度も無料
- ポイント還元率がいつでも1%以上
- お得なポイント還元プログラムで経費削減できる
- 最短5分でカード番号が発行可能
- 決算書不要、起業直後でも申込可能
- 最大500万円の高い利用限度額
- ETCカードは年会費発行手数料とも無料
- 会計ソフトと連携可能で無駄な作業を削減・確定申告が楽になる
- 多彩なビジネスサポートサービスが付帯
- クレジットカード納税で得する
- 取引先からの請求書の支払いを“先延ばし”できる
1. 「個人事業主」・「フリーランス」特化型
JCB Biz ONEは「個人事業主」・「フリーランス」の方に向けて2024年9月に発行が開始された新しいビジネスカードです。個人事業主・フリーランスの方からのニーズが高い以下のポイントを叶えたスペックのカードとなっています。
- 事業用のカードもおトクに使いたい
- 簡単にビジネスカードを作りたい
- 初期導入費用をできるだけ抑えたい
- 確定申告を簡単にしたい
- 毎月の経費処理を簡単にしたい
一般的に、新しくリリースされたクレジットカードは従来のカードよりも、時代に合った最新の特典やサービス、強化されたセキュリティ、カスタマイズ可能なオプションなど、多くのメリットを提供しています。よりお得で安全なカード利用が可能です。これらの理由からも、新しく登場したクレジットカードを選ぶことは、賢い選択といえるでしょう。
2. 一般カードは年会費”永年”無料
JCB Biz ONE一般カードは年会費永年無料となっています。通常年会費が無料であったり格安のカードはサービスの充実度やステータス性が低いことが多くビジネスシーンではやや使い勝手が悪いものが多くありますが、日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行するプロパーのビジネスカードJCB Biz ONEは、1%以上のポイント高還元率、充実のビジネス特典、強固なセキュリティなど、年会費無料ながら高いステータス性とスペックをを併せ持つカードです。
3. ゴールドカードは年会費初年度無料・条件達成で翌年度も無料
JCB Biz ONEゴールドカードは年会費初年度無料で2年目以降も格安または条件達成で無料となっています。2年目以降の年会費は5,500円(税込)ですが、年間100万円以上の利用で年会費無料になります。条件達成が可能な方はゴールドカードを実質無料で利用することが可能になります。
ゴールドカードと一般カードの違いについてはこのあと詳しく説明しますが、一般カードにない保険やサービスの付帯があるため、さらにおトクにビジネスカードを利用することが可能です。
4. ポイント還元率がいつでも1%以上
JCB Biz ONEは一般・ゴールドカードともに、いつでもポイント還元率1%以上で、どこで使ってもJCBの他の法人・ビジネスカードのポイント2倍です。年会費無料のビジネスカードでは類を見ない高還元率です。ポイントは1,000円(税込)ごとにJCB独自のポイント「Oki Dokiポイント」が2ポイント付与されます。
個人カードと異なりビジネスカードでは、WEB広告費や支払いなど、まとまった金額を利用する方が多いので還元率が高いカードを利用することでポイントは大きく貯まり、使うだけでおトクな還元をうけることができます。
Amazon.co.jpやスターバックスなど優待店での支払いは事前にポイントアップ登録を行うことで還元されるポイントが3倍以上になります。具体的にはOki DokiポイントをJCB PREMO*に交換した場合、Amazonでは還元率2%・スターバックスでは還元率10.5%となります。
*JCB PREMOとはインターネットショッピングをはじめコンビニエンスストア・百貨店・家電量販店・レジャー施設など全国70万店以上で利用できるカードタイプのギフトです。
関連記事:Oki Dokiポイントのお得な使い方・貯め方を徹底解説
5. お得なポイント還元プログラムで経費削減できる
JCB Biz ONEは1,000円(税込)ごとにJCB独自のポイント「Oki Dokiポイント」が2ポイント付与されます。通常の法人カードが1,000円(税込)ごとに1ポイント付与のためJCB Biz ONEはポイント付与が2倍となります。法人向けのクレジットカードはポイント還元プログラムがないカードも多い中、毎月の経費や出張費の支払いでどんどんポイントが貯めることができます。
Oki Dokiポイントは1ポイントあたり最大5円相当の価値があるため、通常還元率は1.0%と法人カードとしては十分な還元率です。さらに特約店では還元率が大幅にアップします。特約店にはAmazonや高島屋、ビックカメラ.comなどオフィスアイテムや備品を購入している方が多い店舗が入っており、還元率は2.4~3.2%にアップするので非常にお得と言えます。
特約店(一部)
|
ポイント倍率 |
Amazon |
4倍 |
高島屋 |
4倍 |
ソフマップ |
3倍 |
ビックカメラ.com |
3倍 |
実際に「JCB Biz ONEでどれくらいトクする?」のかポイントをシミュレーションをしてみます。
項目 |
費用/月 |
獲得ポイント |
コワーキングスペース利用料 |
8,000円 |
16pt |
家賃(家事按分)
|
25,000円 |
50pt |
水道光熱費(家事按分)
|
5,000円 |
10pt |
各種ビジネスツール利用料 |
16,000円 |
32pt |
交通費 |
16,000円 |
32pt |
通信費 |
3,000円 |
6pt |
新聞図書費 |
2,000円 |
4pt |
消耗品(Amazonも利用)
|
9,000円 |
36pt |
カフェ(スタバ利用※要設定・チャージ)
|
6,000円 |
126pt |
接待交際費 |
12,000円 |
24pt |
合計/月 |
102,000円 |
336pt |
ポイント合計/年 |
4,032pt |
▼▼▼▼▼▼
月に102,000円支払いをすると
1年間で貯まるポイントは1ヵ月336ポイント×12ヵ月=4,032ポイント!
20,160円相当※に交換可能!
一般カード・ゴールドカードともに還元率は同じです。この金額を利用する場合、ゴールドカードも年会費無料となるので、一切デメリットがなく使うだけで得するカードと言えるでしょう。
※JCB PREMOカードOki Dokiチャージ(1ポイントあたり5円分)に交換した場合
貯めたポイントの使い道は豊富で、経費削減または個人用途に利用することができます。
- キャッシュバック
- JCBギフトカード
- オフィスで使えるアイテムをカタログから選んで交換
- 航空マイルや提携ポイントへ交換 など
「JCB Biz ONE」ではポイントを個人で利用しているJCBクレジットカードと合算したり、マイルに移行することも可能です。
通常、JCB法人会員カードの場合はポイントの使い道に一部制限がありますがJCB Biz ONEは個人カードに近い感覚で利用できるビジネスカードで、ポイントの使い道に制限はありません。
関連記事:Oki Dokiポイントのお得な使い方・貯め方を徹底解説
6. 最短5分でカード番号が発行可能
本人確認書類だけで申込が可能な「JCB Biz ONE」は最短5分で即日カード番号を発行(※)することができます。急ぎで決済をしたい時にとても便利です。実際の物理カードは1週間程度で到着します。
※即日発行のステップはこちらです。
7. 決算書不要、起業直後でも申込可能
JCB Biz ONEは決算書・登記簿謄本など難しい書類の提出は不要で、起業直後でも申込み可能です。個人事業主・フリーランスの方は本人確認書類・公共料金等の領収書等があれば申込できます。
8. 最大500万円の高い利用限度額
JCB Biz ONEは利用限度額が最大500万円(※所定の審査あり)と高く、ビジネスの成長や経営効率の向上が期待できます。利用限度額が高いことは、ビジネスの成長と経営効率向上につながる多くのメリットが挙げられます。
- 資金繰りの安定化
- 支払いの柔軟性が向上
- ポイントやリワードの最大化
- 信用力の向上
- 緊急時のリスク管理
最大500万円の利用限度額により、突発的な経費や予期しない支出に迅速に対応でき、資金繰りが安定します。取引先への支払い条件も柔軟に設定できるため、取引関係の維持や強化に役立ち、事務処理の効率化も図れます。また、幅広い支出でカードを利用することで、ポイントやリワードの獲得機会が増え、コスト削減にもつながります。
さらに、高額の利用限度額は企業の信用力向上にも寄与します。カード発行会社からの信頼の証としての限度額は、取引先や金融機関に対して好印象を与え、資金調達やパートナーシップの構築に有利です。また、不測の事態にも迅速に対応できるため、リスク管理が強化されます。
このように、高い利用限度額は、多岐にわたる利点を企業にもたらすと言えるでしょう。
9. ETCカードは年会費・発行手数料とも無料
JCB Biz ONEはETCカードを発行手数料・年会費無料で作成することが可能です。発行手数料・年会費ともに無料のため、維持費がかからないのも大きな魅力で事業の負担になりません。
ETCカードを申し込めば、高速代金を経費として精算・確認することができて清算業務を削減することが可能です。さらにETC利用にもポイントがつくため経費削減にもなります。
個人事業主・フリーランス向けの「JCB Biz ONE」はETCカードの複数枚発行はできず、1枚までとなります。ETCカードを複数枚発行したい場合は「JCB法人カード」を選びましょう。
カード名 |
JCB法人カード |
JCB Biz ONE |
ETC手数料 |
無料 |
|
ETC年会費 |
永年無料 |
|
ETC発行可能枚数 |
複数枚可 |
1枚 |
10. 会計ソフトと連携可能で無駄な作業を削減・確定申告が楽になる
JCB Biz ONEは複数の会計ソフトと連携可能で、日々の取引の入力など面倒な作業は自動化して業務効率を大幅に改善することが可能です。利用明細データの自動取込から確定申告や決算書作成まで簡単にすることができます。連携が可能なソフトは以下となります。
- マネーフォワード クラウド
- 弥生
- freee
- ソリマチ
JCBビジネスカード会員向けに「弥生会計 オンライン」を2年間無料、「やよいの青色申告 オンライン」を1年間無料で利用できるキャンペーンを実施しているので、会計ソフトを使っていない経営者はこの機会に無料で試してみることが可能です。
※キャンペーンは予告なく変更または終了する場合があります
「確定申告のために過去1年分の利用代金明細書が欲しい」といった場合には、会員専用WEBサービス「MyJCB」からいつでも簡単に無料でダウンロードすることができます。最長15ヵ月分のカード利用代金明細書がPDF・CSV形式でダウンロード可能です。
「過去の明細をさかのぼって確認したい」といった場合にも、「MyJCB」で最大17ヵ月分の明細を確認することができます。
明細書のダウンロード方法は「MyJCB」にログインしたあと以下の2ステップです。
1. カードご利用明細の「明細を見る」を選択
2. ページ中段部分の「明細書をダウンロードできます」から好きなファイル形式を選択
ダウンロードしたデータを確定申告に利用することができます。自身で入力する手間が省けるので無駄な作業・時間を削減することができます。
11. 多彩なビジネスサポートサービスが付帯
JCBの法人カードはフライト、乗車、宿泊先が安くなるお得なサービスや、ゴルフ接待のサポートまでビジネスをサポートしてくれる特典がかなり充実しています。最近では個人事業主、フリーランスの方の都内コワーキングスペース使い放題の格安優待が重宝されています。以下は利用可能なサービスの一部です。
サービス |
サービス名 |
内容 |
---|---|---|
出張・宿泊 |
JCB de JAL ONLINE |
インターネットで簡単にJAL航空券の予約ができる法人向け国内出張サービスを利用可能 |
出張・宿泊 |
JR東海[エクスプレス予約] |
東海道・山陽・九州新幹線(東京~鹿児島中央間)のネット予約&チケットレス乗車サービスを利用可能 |
出張・宿泊 |
じゃらんコーポレートサービス |
「じゃらんnet」で提供している宿泊プランの他、法人限定の安価なシークレットプラン「JCS限定プラン」を利用可能 |
社用車 |
タイムズ |
「タイムズビジネスサービス」でビジネスカーライフをもっと便利に快適に利用可能 |
社用車 |
KINTO |
トヨタ/レクサスの新車に乗ることができるクルマのサブスクサービスを利用可能 |
オフィス |
クロスオフィス |
働き方に合わせて、複数拠点のコワーキングスペースを自由にご利用可能 |
オフィス |
アスクル |
事務用品からオフィス家具まで、仕事場の必需品をリーズナブルに購入可能 |
社員旅行 |
JCBトラベル |
出張や社員旅行の手配から、ゴルフ付きツアーの相談・予約まで要望にお応えするJCB会員の方専用の旅行会社を利用可能 |
12. クレジットカード納税で得する
JCB Biz ONEはポイント還元率が高いことが大きな特徴で、このカードを使ってクレジットカード納税をすると現金で納税する場合よりも得することができます。詳しく解説していきます。
クレジットカード納税とは?
クレジットカード納付とは、インターネットでクレジットカードを利用し税金を納付する手続です。こちらの「国税クレジットカードお支払サイト」「地方税お支払いサイト」から手続きができます。クレジットカード納税をする大きなメリットは以下が挙げられます。
- 金融機関などに支払いに行く手間と、現金を持ち歩くリスクを減らせる
- 窓口での待ち時間などがなくなる
- 時間や曜日に関係なく24時間いつでも納税できる
- クレジットカードのポイントがたまる
- 手持ちの現金がなくても納税できる
クレジットカード納税で注意したいことは?
メリットが多いクレジットカード納税ですが、注意したいのが「手数料」です。クレジットカードで税金を支払う場合、納付額に応じた決済手数料が発生し、納税額が多くなれば決済手数料が高くなります。クレジットカードで納税する魅力の一つとして、ポイント付与が挙げられますが、手数料で相殺されてしまっては意味がありません。ポイント還元率が低い場合は決済手数料が補填できず、損をしてしまうこともあります。
クレジットカード納税する場合の手数料は?
税金は大きく分けて「国税」と「地方税」に2種類に分類されます。国税とは国におさめる税金のことで、所得税や法人税、相続税、贈与税、復興特別所得税などがあります。地方税は、都道府県や区市町村に納める税金です。住民税や事業税、固定資産税、自動車税、不動産所得税などが該当します。
クレジットカード納税の手数料は、国税と地方税で異なります。それぞれ手数料が実際にどのくらいかかるのかを納付金額別にみていきましょう。
国税をクレジットカードで支払う場合の手数料 | |
納付税額 |
決済手数料(税込) |
1円~10,000円 |
83円 |
10,001円~20,000円 |
167円 |
20,001円~30,000円 |
250円 |
30,001円~40,000円 |
334円 |
40,001円~50,000円 |
418円 |
以降も同様に10,000円を超えるごとに決済手数料が加算されます。 |
参照サイト:国税クレジットカードお支払いサイト
地方税をクレジットカードで支払う場合の手数料 | |
納付税額 |
決済手数料(税込) |
1円~10,000円 |
41円 |
以降10,000円ごとに |
83円 |
参照サイト:地方税お支払いサイト
クレジットカード納税のポイント還元率別シミュレーション
0.5%還元のクレジットカード・1.0%還元のクレジットカードで納税をした場合の、付与されるポイントを照らし合わせ、どれくらい得なのか損なのかをシミュレーションしてみましょう。
納付税額 |
手数料 |
還元率0.5%カード |
還元率1.0%カード |
||
ポイント |
損得 |
ポイント |
損得 |
||
50,000円 |
418円 |
250円分 |
-168円 |
500円分 |
+82円 |
100,000円 |
836円 |
500円分 |
-336円 |
1,000円分 |
+164円 |
300,000円 |
2,508円 |
1,500円分 |
-1,008円 |
3,000円分 |
+492円 |
JCB Biz ONEでクレジットカード納税をすると得する
JCB Biz ONEの基本還元率は1.0%になるため、「JCB Biz ONEでクレジットカード納税をすると得する」と言えるでしょう。シミュレーション結果が示すように、税金のクレジットカード納付がお得になるかどうかは、ポイント還元率にかかっています。手数料で差し引かれる金額を考慮し、ポイント還元率が1.0%以上のクレジットカードを利用するのが得策と言えます。
13. 取引先からの請求書の支払いを“先延ばし”できる
JCB biz oneでは「請求書カード払い」サービスの利用が可能です。
これはJCBとデジタルガレージが2023年2月から共同運営しているサービスで、国内法人番号を取得している法人が発行した請求書の支払いをデジタルガレージが代行し、JCB Biz ONE会員は請求額をデジタルガレージに対してカードで支払える仕組みになっています。カード決済を受け付けていない取引先にもカードで支払いすることが可能です。支払いを約40日先延ばしできるので、急な支出の際や、資金を借りずに支払い期限を先延ばしすることができます。
アカウント利用料は無料で、支払い手数料は2.98%と業界最安水準となっています。JCB biz oneカードのポイントが常時1%たまるので実質手数料は1.98%で利用できます。
支払いが重なり一時的に資金繰りに困った場合など、支払いを先延ばしにできるのはメリットです。また、銀行融資の手数料は概ね10%以内(金利)で、請求書カード払いは銀行融資等に比べて手数料が少ないことも大きなメリットです。
JCB Biz ONE一般カードとゴールドカードの違い
JCB Biz ONEの一般とゴールドカードの大きな違いは「付帯保険」、「ゴールドプレミアサービス」の付帯の有無です。ポイント還元率はどちらも同じ1%~の高還元です。ここではゴールドカードにのみ付帯されているサービスを挙げていきます。
ゴールドのみ付帯のサービス |
内容 |
ショッピングガード保険 |
海外100万円限度(利用付帯) |
サイバーリスク保険 |
最大50万円 |
JCBスマート保険 |
年間最大3万円(利用付帯) |
空港ラウンジ |
国内主要空港・ハワイ ホノルルの国際空港内のラウンジを無料で利用可能 |
ドクターダイレクト24 |
医師、保健師、看護師などの相談スタッフに24時間・年中無休、通話料・相談料は無料で相談が可能 |
人間ドックサービス |
全国の提携している優良医療機関の人間ドックを優待料金で利用可能 |
JCB Biz ONEゴールドカードにはこれらサービスが無料で付帯されるため、年間100万円以上の利用が見込める場合、実質年会費が無料となるゴールドカードを選択することをおすすめします。
JCB Biz ONE |
一般カード |
ゴールドカード |
特徴 |
ビジネスでの出費は少ないけれど、効率よくポイントを貯めたい人に最適です
|
年間100万円以上の利用があるなら、特典・保険が付帯されるゴールドが最適です |
年会費 |
永年無料 |
初年度無料・2年目以降は5,500円(税込)だが、年間100万円以上の利用で翌年も無料 |
ポイント還元率 |
1.0%~10.5%
※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合
|
他社カードとの比較
ここまで新たに発行されたJCB Biz ONEカードの特徴を説明してきましたが、他社の年会費無料ビジネスカードとはどこが大きく違うのかを比較してみます。
JCB Biz ONE最大の特徴は高い還元率とすぐに利用開始できる発行スピードであると言えます。
カード名 |
JCB Biz ONE |
ライフカードビジネスライトプラス |
セゾンコバルト・ビジネス |
年会費 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
1.0%~10.5%※
|
0.5% |
0.5%~2.0% |
利用限度額※2
|
~500万円 |
~500万円 |
~500万円 |
発行スピード |
最短5分※
|
最短3営業日 |
最短3営業日 |
※ 最大還元率はJCB PREMO に交換した場合
※2 所定の審査があります
個人事業主・フリーランスはビジネスカードを使うべき?
個人カードで十分では?という意見も多くありますが、結論、個人事業主・法人代表者向けの"法人・ビジネスカード"は個人カードよりも限度額が高くビジネス経費の管理や削減に役立つため、経営者は最低一枚は持っておくべきと言えるでしょう。
ビジネスカードの申込ハードルは高くなく起業1年目から申込可能で、年会費は経費として計上できるため節税にもなります。個人カードよりも限度額が高いことで、広告費などのまとまった支払いや、臨時の出費にも柔軟に支払対応することが可能です。カード利用明細をそのまま確定申告に利用できることや、銀行口座からまとめて自動引き落としとなることで、面倒な振込手続きや経費処理を簡素化できます。
この記事でご紹介しているJCB Biz ONEは個人事業主・フリーランスの方向けに発行された新カードで、テーマに「ビジネスへ踏み出す一歩をおトクに。」を掲げており、一般カードは年会費無料で利用がなくてもコストがかからないためデメリットなく特に使いやすいカードです。
編集部からのコメント
JCB Biz ONE一般カード
年会費 |
永年無料 |
還元率 |
1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合
|
申込対象 |
法人代表者または個人事業主で18歳以上の方 |
年会費永年無料でポイント還元率はいつでも1%以上、個人事業主・フリーランス・副業者の方が申し込めるビジネスカードでは類を見ない最高スペックのものだと言えます。
JCBならではの手厚いビジネス特典が充実しており、いつでもどこでもポイントが1%以上貯まります。還元率が低いビジネスカードが多いなか、どんどんポイントが貯まる優秀なカードです。
ビジネスカードをまだ持っていない方、作ることを迷っていた方は、年会費無料で利用できる「JCB Biz ONE」一般カードなら気軽に試せそうです。
プライベートとビジネスで決済するカードを分けることで、日々の経費管理が楽になり、個人カードにはないビジネスサービスも利用することができて、デメリットが無いため持っておくべき一枚であるとおすすめします。 |
JCB Biz ONEゴールドカード
年会費 |
初年度無料・2年目以降5,500円(税込)※年間100万円以上利用で翌年度無料 |
還元率 |
1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合
|
申込対象 |
法人代表者または個人事業主で20歳以上の方 |
一般カード同様にポイント還元率はいつでも1%以上、年会費も初年度無料・2年目以降も条件付きで無料なことに加え、ゴールドカード特典の空港ラウンジ無料はもちろん、ビジネスに必要な保険が利用付帯で充実しています。 年間100万円以上の利用が見込める場合、実質年会費が無料となるゴールドカードを選択することを強くおすすめします。 一般カードとゴールドカードの大きな違いについては、この記事の「JCB Biz ONE一般カードとゴールドの違い」で解説しています。 |
JCB Biz ONEのデメリット
海外で使える店舗が少ない
国際ブランドJCBは日本国内でどこでも使えますが、海外では使えないお店も多いです。ただし、海外旅行用にVisaブランドやMastercardブランドのサブカードを作ったり用途を分けることで、このデメリットはカバーできます。
追加カードを発行できない
JCB Biz ONEは個人事業主・フリーランス向けのカードとなるため、現在のところ追加カードの発行は不可となっています。従業員用にビジネスカードを追加発行したいと考えている人は、複数枚発行ができるJCB法人カードを検討する方が良いでしょう。
個人事業主・フリーランスからの口コミ
会社規模:個人事業主
代表者:30代・男性・従業員数規模1人
個人事業主になって2年目です。今まではビジネスでの利用もポイントが貯まるので個人カードで支払いをしていましたが確定申告時に仕分ける作業が面倒だったので、ついに欲しかったスペックのカードが出た!と感動しています。これから使い倒します。
会社規模:個人事業主
代表者:40代・男性・従業員数規模1人
年会費は経費計上できるのであまり気にしていませんでしたが、ポイント還元率が1%以上のビジネスカードが出ると聞いて申し込みたいと思っています。広告費の支払いなどをカード決済しているので、この還元率は嬉しい。年間100万は超えるので僕はゴールドカード一択です。
会社規模:フリーランス
代表者:30代・女性・従業員数規模1人
確定申告が近づいてきて領収書の処理が面倒すぎて、どうにかならないかと探していてこのカードにたどり着きました。1年分の利用明細をダウンロードできるので手間と時間を削減できるのがかなり助かります。会計ソフトも無料キャンペーンで使えるので、この機会に試してみようと思っています!またゴールドカードにしたのでラウンジなどの特典が使える所も気に入っています。
入会キャンペーン
リリースを記念して新規入会キャンペーンを実施中です。入会キャンペーンもうまく利用し、さらにおトクにJCB Biz ONEを申込することをおすすめします。
最大40,000円相当ポイントプレゼント!(2025/3/31まで)
詳しくは公式サイトからご確認ください。
※プレゼントポイントはOki Dokiポイントとなります。
※記載金額はJCBプレモカードOkiDokiチャージに交換した場合。交換商品により異なります。
※Oki Dokiポイントのプレゼント額は条件達成ごとの合算ではなく、利用合計金額に応じて適用されます。
まとめ
「JCB Biz ONE」は個人事業主・フリーランス・副業者の方におすすめの高ポイント還元ビジネスカードです。個人カードのような感覚で年会費無料ながら、1%以上の高いポイント還元率、ビジネスサポートが受けられる手厚いサービスが付帯された新しいカードとなっています。特にビジネスカードをまだ持っていない方は最初に申し込むべき一枚と言えるでしょう。