クレジットカード審査に落ちる理由は?審査が不安な方におすすめカードも紹介
クレジットカードの申し込みをすると、カード会社が審査を行い、審査に通過するとカードが発行されます。
審査に落ちてしまうと、クレジットカードは発行されず、審査落ちの理由もカード会社から教えてもらえません。
そこでこの記事では、クレジットカードの審査に落ちてしまう理由や、独自の審査基準でおすすめのクレジットカードを紹介します。
「どうして審査に落ちてしまったのかわからない」「次に申し込むクレジットカードはどれがいいのか」と悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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目次[非表示]
- 1.クレジットカードの審査落ちとは?
- 1.1.クレジットカードの審査基準
- 1.1.1.✔ 個人信用情報
- 1.1.2.✔ 本人の属性情報(個人情報)
- 1.2.クレジットカードの審査落ちの理由を知ることはできない
- 2.クレジットカードの審査に落ちてしまう9つの理由
- 2.1.個人信用情報に傷がついている(ブラックリスト)
- 2.2.2.収入が少ない・安定していない
- 2.3.3.一度に複数のカードに申し込んでいる(多重申し込み)
- 2.4.4.他社からの借入額が多い
- 2.5.5.初めてクレジットカードの申し込みをした
- 2.6.6.キャッシング枠の希望金額が高額になっている
- 2.7.7.申し込みの条件を満たせていない
- 2.8.8.虚偽(嘘)の内容で申し込みをした
- 2.9.9.申込内容や提出書類に不備がある
- 3.クレジットカードの審査落ち直後に別のカードに申し込むのは注意!
- 4.クレジットカードで審査落ちしないために必要なもの
- 4.1.本人確認書類
- 4.2.引き落とし用の銀行口座
- 4.3.収入証明書
- 4.4.電話番号
- 4.5.カード受け取り用の住所
- 5.審査がない・甘いクレジットカードはある?
- 6.審査が不安でも申込可能なクレジットカードの見分け方
- 6.1.ランク(グレード・ステータス)
- 6.2.カードの発行会社
- 7.審査が不安な方へおすすめクレジットカード5選
- 7.1.ライフカードデポジット
- 7.2.ACマスターカード
- 7.3.楽天カード
- 7.4.Tカード プラス(SMBCモビット next)
- 7.5.プロミスVisaカード
- 8.【まとめ】クレジットカードに審査落ちする人は、まず原因の調査を
クレジットカードの審査落ちとは?
クレジットカードの審査落ちとは、カードに申し込んだ際に行われる審査が通らないことです。
まずは、クレジットカードの審査についての基本情報を解説します。
クレジットカードの審査基準
クレジットカードの審査では、主に以下の2つの項目を確認し、カードを発行する・しないの判断をしています。
- 個人信用情報
- 本人の属性情報(個人情報)
この2つの審査項目の中にも複数のチェック項目があり、各カード会社が独自に定めた基準をクリアしている場合、クレジットカードが発行されます。
✔ 個人信用情報
個人信用情報とは、カード会社をはじめとした金融機関が審査の際に利用する個人情報で、「この申込者は信用できる人なのか」をこの個人信用情報をもとに判断します。
個人信用情報には、過去のクレジットカードやローンの利用状況や支払い履歴、遅延履歴などが記録されており、これらの情報は「信用情報機関」と呼ばれる会社が管理しています。
<信用情報機関3社>
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(JBA)
信用情報機関は日本に3社あり、金融機関はいずれか(もしくは複数)の信用情報機関のネットワークに加盟しており、審査時などに個人信用情報を確認します。
具体的には、以下のような情報が信用情報機関に記録されています。
契約した会社名/氏名/生年月日/電話番号/契約の内容/契約年月日/契約額/請求された額/入金した額/残高/返済の状況/入金の状況など
信用情報機関に登録されるマイナスの情報(支払いの遅延、自己破産など)のことを「事故情報」や「個信に傷がつく」などといいます。
クレジットカードや借金などの返済に遅れると「ブラックリストに入る」と言われますが、ブラックリストとは事故情報が掲載された信用情報機関のことです。
信用情報機関に事故情報が登録されている場合、金融機関としては、「きちんと支払ってくれるかわからないから審査に落とそう」という判断をせざるを得ません。
信用情報機関によって正確な期間は異なりますが、5〜10年は事故情報を含む信用情報を記録しています。
そのため、過去に複数回クレジットカードや借金の支払いに遅れているという人は、最後の遅延から最低でも5年間はカードの審査に通りづらい状況が続くと考えていいでしょう。
✔ 本人の属性情報(個人情報)
次に審査で見られるのが「本人の属性情報」です。
本人の属性情報とは、申込者本人の特性や特徴のことで、利用料金をきちんと支払うことができるのかという「支払い能力」をカード会社が判断するために利用する個人情報のことです。
個人信用情報とは異なり、本人の属性情報はクレジットカードの申込時に入力された情報をもとに審査が行われます。
属性情報とは、年齢や性別など基本的な個人情報のほかに、勤務先や収入、勤続年数など仕事に関する情報、家族構成や家賃や住宅ローンの支払い有無などの生活に関する情報など、さまざまな項目がチェックされています。
- 年齢
- 性別
- 勤務先
- 収入
- 役職
- 勤続年数
- 家族構成
- 自宅の情報
- 家賃や住宅ローンの支払いの有無
このように、クレジットカードの審査では、大きく分けて「個人信用情報」「本人の属性情報(個人情報)」の2項目がチェックされています。
クレジットカードの審査落ちの理由を知ることはできない
クレジットカードの審査に落ちてしまった場合、誰しもが理由を知りたいと思うはずです。
しかし、クレジットカードの審査に落ちた際の連絡(メールもしくは手紙)は以下のような文章のみで、仮にカード会社に審査落ちの理由を問い合わせても回答してもらえることはありません。
<クレジットカード審査落ち時の連絡の例>
この度は「〇〇(クレジットカード名)」にお申し込みいただき、ありがとうございました。
ご入会手続きの結果、誠に申し訳ありませんが、今回はご意向に沿えないこととなりました。
何とぞご了承賜りますようお願い申しあげます。
受付番号:123456789
クレジットカードの審査に落ちてしまう具体的な理由についてはこのあと解説しますが、それぞれのカード会社が独自の審査基準を設けています。
その基準に基づいて審査を行った結果、クレジットカードの発行はできないという判断になっており、その基準については機密情報のため、公開されることは基本的にはありません。
国民生活センターにもクレジットカードの審査落ちに関する問い合わせが多くあるようで、「審査結果の理由は答えてくれません。」と案内されています。
参照:国民生活センター「クレジットカードの審査が通らなかった。理由が知りたい。」
クレジットカードの審査に落ちてしまう9つの理由
では、クレジットカードの審査にしまう理由について解説します。
審査落ちの理由は、以下のような9つの理由のうちいずれか、もしくは複数に該当することが考えられます。
- 個人信用情報に傷がついている(ブラックリスト)
- 収入が少ない・安定していない
- 一度に複数のカードに申し込んでいる(多重申し込み)
- 他社からの借入額が多い
- 初めてクレジットカードの申し込みをした
- キャッシング枠の設定が高額になっている
- 申し込みの条件を満たせていない
- 虚偽(嘘)の内容で申し込みをした
- 申込内容や提出書類に不備がある
個人信用情報に傷がついている(ブラックリスト)
まず考えられるのが、個人信用情報に傷がついているという理由です。
先ほど解説したように、信用情報機関に事故情報が載っていると、基本的にはクレジットカードの審査には通りません。
「支払いに1日でも遅れたことがあると絶対に審査に通らない」というわけではありませんが、支払い遅延が複数回ある、自己破産しているなどの事故情報がある場合は、ほぼ確実に審査に通らないと考えてもいいでしょう。
「支払いに遅れた記憶はないけど不安」「最後の遅延からどれくらいの期間が経ったか覚えていない」という人は、信用情報機関に開示請求をして、自分の個人信用情報を確認してみることをおすすめします。
開示請求と言うと難しく聞こえますが、個人信用情報の開示請求はスマートフォンやパソコンから、おおよそ1,000円の手数料を支払うことで、申し込みが可能です。
多くのカード会社が加盟している信用情報機関はCICのため、まずはCICに開示請求をすることをおすすめします。
<信用情報機関の開示請求ページ>
なお、開示請求の結果、事実とは異なる事故情報が登録されていた場合、登録元の会社や信用情報機関に訂正の依頼ができます。
2.収入が少ない・安定していない
次に考えられるのが、収入が少ない、安定していないという理由です。
クレジットカードを発行する際には、「利用限度額」というカードを利用できる上限額が定められており、最低の利用限度額は5〜10万円程度のことが多いです。
その最低の利用限度額を「この収入では確実に支払うことができない」とカード会社が判断した場合、審査には通りません。
では、「年収がいくらあれば審査に通るのか」という疑問が出てくるかと思いますが、具体的に年収〇〇○万円以上などの明確な基準は公開されていません。
カード会社や申し込みをしたクレジットカードの種類によって、具体的な年収の基準は設けられていることは予想されますが、外部がそれを知ることはできません。
3.一度に複数のカードに申し込んでいる(多重申し込み)
3つ目に考えられる理由が、一度に複数枚のカードに申し込んでいる、いわゆる「多重申し込み」です。
先ほど解説した個人信用情報には、「本人や金融機関が信用情報にアクセスした」という情報も記録されています。
カード会社としては、同じタイミングで複数のクレジットカードを発行してしまうと、本人の支払い能力以上にカードを利用されてしまう可能性があります。
そうすると、カード会社としては利用代金を支払ってもらえない恐れがあるため、カードの発行に慎重になり、審査落ちの理由へとつながるのです。
4.他社からの借入額が多い
4つ目に考えられるのが、他社からの借入額が多いという理由です。
クレジットカードの申込時には、「他社からの借入件数」と「他社からの借入金額」を記入する項目があります。
カード会社が、ここで記入した借入件数と金額が多いと判断した場合、審査に落ちてしまいます。
ここでの借入額とは、カードローンやフリーローンなどの借入、クレジットカードのキャッシング枠の利用額を指しており、クレジットカードのショッピング枠の利用額や奨学金、有担保ローン(住宅ローンや自動車ローンなど)は含まれません。
なお、申込時に記入する借入件数と借入金額は信用情報機関で確認され、嘘の内容を記入していた場合も虚偽申告として、審査に落ちてしまう原因となります。
5.初めてクレジットカードの申し込みをした
5つ目に考えられる理由が、クレジットカードの申し込みが初めてだった場合です。
これまで、クレジットカードやローンの利用や申し込みをしたことがない場合、信用情報機関にまったく情報が登録されていません。
これを「スーパーホワイト」といい、事故情報のあるマイナスの状態ではないものの、これまできちんとカードやローンの支払いをしてきた「ホワイト」との区別ができないため、カード会社としては審査に慎重になります。
「スーパーホワイトだから必ず審査に落ちる」というわけではありませんが、ほかの審査項目でマイナスとなっていると審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。
また、スーパーホワイトは年齢が高くなるほど不利になるとされており、30代以降にスーパーホワイトだと審査になかなか通りづらいと言われることもあります。
6.キャッシング枠の希望金額が高額になっている
6つ目に考えられるのが、キャッシング枠の希望金額が高額になっているという理由です。
キャッシングとは、カードの利用枠を使って現金を引き出す機能のことで、通常の買い物などで支払うと残高が減るショッピング枠とは別にキャッシング枠が設けられています。
一般的にキャッシングの利用を希望すると審査が厳しくなるといわれており、利用希望額が大きくなるとさらに難しくなっていきます。
また、総量規制と呼ばれる借り入れできる金額の制限により、年収の1/3を超えて新たな借り入れをすることはできません。
キャッシングは借り入れに該当するため、申込時のキャッシング希望額が他社からの借入金額と合わせて年収の1/3を超える場合、審査に落ちるか希望しているキャッシング枠よりも少なくなります。
7.申し込みの条件を満たせていない
7つ目に考えられる理由が、申し込みの条件を満たせていないケースです。
クレジットカードには、申込条件が設けられていることがあり、各カードやカード会社によって条件は異なります。
具体的には、以下のような申込条件が定められていることがあります。
- 20歳以上
- 20歳以上(学生不可)
- 18歳以上、25歳未満
- 18歳以上、39歳未満
- 学生限定
これらの申込条件が定められているクレジットカードに、条件を満たさない人が申し込んだ場合、確実に審査に落ちてしまいます。
8.虚偽(嘘)の内容で申し込みをした
8つ目に考えられるのが、虚偽(嘘)の内容で申し込みをし、それがカード会社にバレてしまったという理由です。
クレジットカードの申込時にはさまざまな項目に記入する必要がありますが、審査に通りやすくするために実際よりも年収を多く記入したり、勤続年数を長く記入したりしていると、「虚偽申告」として扱われます。
もちろん、虚偽申告がバレてしまうと審査には通らず、そのカード会社の社内で管理されているデータベースに虚偽申告したデータが掲載され、「社内ブラック」として何年経過しても審査に通らなくなってしまいます。
虚偽申告は詐欺罪にあたることもあるため、審査に落ちてしまうだけでなく、悪質な場合は逮捕という可能性もゼロではないため、虚偽申告は絶対にしないようにしましょう。
9.申込内容や提出書類に不備がある
最後に考えられる理由として、申込内容や提出書類に不備があるケースが挙げられます。
具体的には、記入した住所と本人確認書類に記載の住所が異なっている、入力した電話番号やメールアドレスが間違っていて連絡が取れなかった、銀行印を間違えて捺印していたなど。
また、審査の一環で本人に電話がかかってくる場合がありますが、その電話にずっと出られていないと審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまいます。
申込時にはよく内容確認を行い、内容や書類の不備に気づいた場合にはカード会社に連絡して訂正するようにしましょう。
クレジットカードの審査落ち直後に別のカードに申し込むのは注意!
クレジットカードの審査に落ちてしまうと、すぐに違うカードに申し込みたくなるかと思いますが、審査落ち直後に別のカードに申し込むのはおすすめしません。
先述の通り、個人信用情報機関には、クレジットカードに申し込みをした履歴も登録されます。
審査落ちのあとすぐに別のカードに申し込みをすると、複数のクレジットカードに連続して申し込みをしていることがカード会社に伝わってしまうため、審査に悪影響が出る可能性があります。
具体的に、「○ヶ月期間を空ければOK」という明確な基準はないものの、3ヶ月〜半年程度は間隔を空けてから別のクレジットカードに申し込むことをおすすめします。
また、複数のクレジットカードの審査に落ちてしまっている場合、ほかのクレジットカードに申し込みをしても審査に通る可能性は低いことが予想されます。
2〜3枚のクレジットカードの審査に落ちてしまった場合、一般的なクレジットカードとは審査基準が異なるACマスターカードやアメックスグリーンカードなどに申し込んでみてください。
クレジットカードで審査落ちしないために必要なもの
クレジットカードの審査を通すためには、審査で必要となるものを確実に準備しておくことが基本です。
ここでは、クレジットカードの審査を通りやすくするために必要なものを5つ紹介しますので、次回の申し込みの際にはこれらを確実に準備しておきましょう。
本人確認書類
クレジットカードの申し込みにおいて本人確認書類は欠かすことができません。
必要な本人確認書類を準備できなかった場合は、審査に通ることは100%ないと考えてもいいでしょう。
本人確認書類としておすすめなのは、以下のような顔写真つきの身分証明書です。
- 運転免許証、運転経歴証明書
- パスポート
- マイナンバーカード(通知カードではない)
- 住民基本台帳カード(住基カード)
- 在留カード、特別永住者証明書
運転免許証などを提出する際には、裏面の提出も忘れないようにしましょう。
上記のような顔写真つきの身分証明書を準備できない場合、以下の2枚の書類を準備して提出してください。
<1枚目>
- 健康保険証
- 国民年金手帳
- 母子健康手帳
- 印鑑登録証明書
<2枚目>
- 戸籍謄本、戸籍抄本
- 住民票の写し、住民票記載事項証明書
- 指名、住所、生年月日の記載のある官公庁が発行している書類
引き落とし用の銀行口座
クレジットカードは、利用代金が銀行口座から引き落とされる仕組みになっています。
銀行やコンビニから振り込みで利用代金を支払うことはできませんので、銀行口座が必須です。
銀行の口座残高はクレジットカードの審査に一切関係ありませんので、銀行口座の登録を求められたタイミングで口座を登録しましょう。
収入証明書
キャッシングの利用を希望する場合、収入証明書の提出が必要となるケースがあります。
収入証明書は、以下のような書類が提出できます。
- 源泉徴収票
- 給料明細(直近2ヶ月分)
- 納税通知書
- 所得証明書
- 年金証書
- 年金通知書
収入証明書の提出が難しい場合、審査に落ちてしまうかショッピング枠のみでの契約になる可能性が高くなります。
電話番号
クレジットカードを利用していると、カード会社から電話がかかってくるケースがいくつかあります。
クレジットカードの不正利用の疑いがあるときの確認の電話など、緊急性の高い連絡が来る場合もありますので、電話がつながることはクレジットカードを持つうえで必須の条件となります。
申込時には、携帯電話と固定電話の番号を入力する項目がありますが、審査を通りやすくするためには、どちらも記入しておくのがおすすめです。
カード受け取り用の住所
クレジットカードの申し込みには、必ず住所が必要です。
クレジットカードは、本人確認が必要な配送方法で送られてきますので、受け取りの際には申込者本人が居住している住所がある必要があります。
また、申込時に記入した住所、本人確認書類に記載の住所、カード受け取り用の住所は、基本的にはすべて同じでなければいけません。
受け取りの住所が違う場合は、公共料金や税金の領収書などの補助書類を提出すれば申し込みできるケースもありますので、事情があって住所が違う場合はカード会社に相談してみるといいでしょう。
審査がない・甘いクレジットカードはある?
クレジットカードの審査に落ちると、「審査がないカードはないのかな」「審査の甘いカードはないのかな」と考えることもあるかと思います。
まず前提として、審査のないクレジットカードは1枚もありません。
クレジットカードは、利用代金をカード会社が先に支払ってあとから本人が料金をカード会社に対して支払うという仕組みとなっています。
審査なしでクレジットカードを発行してしまうと、カードを利用したのに利用代金を支払わない、いわゆる「踏み倒し」をされるケースが多発してしまいます。
カード会社としては、利用代金が支払われないと非常に大きな損失が発生してしまうため、必ずカードの発行前には審査を行っています。
また、「ここのクレジットカード・カード会社は審査が甘い」ということも基本的にはありません。
ハイクラスでステータスのあるクレジットカードは審査の難易度が高く設定されているため、そのカードと比較すると審査の難易度が低いカードは確かにあります。
しかし、個人信用情報に事故情報が複数載っているにも関わらず、審査に通り発行できるほど審査の甘いクレジットカードはないと考えていいでしょう。
審査に一度落ちてしまった人は、独自の審査基準を持つクレジットカードへの申し込みがおすすめですが、あくまで高難易度カードと比較すると審査が通りやすいというだけなので、そこは勘違いしないようにご注意ください。
審査が不安でも申込可能なクレジットカードの見分け方
では、審査が不安な場合に申込ができるクレジットカードはどのように見分ければいいのでしょうか。
クレジットカードの審査が不安な時は、カードの「ランク」と「発行会社」に注目してください。
ランク(グレード・ステータス)
クレジットカードには、ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードと言われる、ランク(グレード・ステータス)の高いカードがあります。
ランクの高いクレジットカードは、利用限度額がより高額に設定できたり、旅行保険やショッピング保険の付帯、空港ラウンジが無料で利用できたりします。
カード会社としては、高ランクのカードの価値を守るために、一般カードよりも審査基準を高くし、発行枚数を無闇に増やそうとはしません。
ですので、審査に通すことを優先するのであれば、ランクの高いクレジットカードへの申し込みは避け、一般カードといわれるランクが高くないクレジットカードに申し込むようにしましょう。
カードの発行会社
クレジットカードはさまざまな会社が発行しており、主には以下のような分類ができます。
- 銀行系クレジットカード
- 信販(信用販売)系クレジットカード
- 流通系クレジットカード
- ネット系クレジットカード
- 消費者金融系クレジットカード
この中でも、流通系や消費者金融系クレジットカードは、審査に不安がある方にも人気です。
流通系や消費者金融系クレジットカードは、具体的には以下のようなクレジットカードがそれぞれに該当します。
流通系クレジットカード |
消費者金融系クレジットカード |
---|---|
・イオンカード ・セブンカード ・エポスカード ・セゾンカードインターナショナル |
・ACマスターカード ・ライフカード ・プロミスVisaカード |
一度審査に落ちてしまって、次のカードの審査も不安という人は、これらのクレジットカードを選ぶと審査に通る可能性があります。
関連記事:クレジットカードの種類を一覧で紹介!ランク・国際ブランド・カード会社による違いとは?
審査が不安な方へおすすめクレジットカード5選
カードの種類 |
ライフカードデポジット |
ACマスターカード |
楽天カード |
Tカード プラス(SMBCモビット next) |
プロミスVisaカード |
---|---|---|---|---|---|
年会費 |
5,500円(税込) |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
国際ブランド |
Master |
Master |
Visa/JCB/Master/AMEX |
Master |
Visa |
ポイント還元率 |
0.3% |
- |
1.0%~ |
0.5%〜 |
0.5%~ |
申し込み対象 |
18歳以上 |
安定した収入と返済能力を有する方で、アコム社の基準を満たす方 |
18歳以上 |
20歳以上 |
18歳以上 |
追加カード |
ETCカード |
なし |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
申込 |
ライフカードデポジット
<ライフカードデポジットの特徴・ポイント>
- デポジット(保証金)を入金するので、ほぼ審査に通る!
- 海外旅行保険や弁護士への無料相談など付帯サービスが豊富!
- ETCカードの発行も限度額10万円以上で可能!
- 最短3営業日で発行可能!
- 利用限度額がデポジット入金額と同額となるため、高額の利用が難しいことも
ライフカードデポジットは、デポジットと呼ばれる保証金を入金することにより、そのデポジットと同じ金額を利用限度額として使える特殊なクレジットカードです。
デポジットを入金しているため、カード会社としては万が一利用代金が支払われなかったとしてもデポジットから回収できるという仕組みのため、デポジットの準備さえできればほとんど審査に通るようになっています。
デポジット(利用限度額)が5万円〜10万円のスタンダードカードと、20〜190万円(10万円刻み)のゴールドカードの2種類があります。
ETCカードや家族カードの発行も可能なため、一般的なクレジットカードと同じように利用できます。(ETCカードの発行は、限度額10万円以上から申込可能)
どうしてもほかのクレジットカードの審査に通らないという人に、ライフカードデポジットはおすすめです。
ただし、前述のようにデポジットの入金ができなければカードの利用ができず、利用限度額がデポジットの入金額と同額になるため、高額の利用が難しいこともあります。
年会費 |
5,500円(税込) |
---|---|
保証金(デポジット) |
3万円・5万円・10万円
※補償金3万円を預ければ限度額3万円利用可能
|
国際ブランド |
Mastercard |
ポイント還元率 |
0.3%~0.6% |
申し込み対象 |
日本国内にお住いの18歳以上で、電話連絡が可能な方 |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料)※保証金10万円以上の場合のみ発行可能 |
ACマスターカード
<ACマスターカードの特徴・ポイント>
- ネット申し込み、自動契約機(むじんくん)受け取りで最短即日発行!
- 入会費・年会費が永年無料!
- 信用情報機関が他のカード会社と違うため、仕事をしていればアルバイトでも通りやすい!
- 利用代金の0.25%がキャッシュバック!
- リボ払い専用のクレジットカードのため注意
ACマスターカードは、消費者金融大手のアコムが発行するクレジットカードで、インターネットからの申込後、全国にある自動契約機(むじんくん)で発行できます。
大きな特徴は、他のカード会社とは異なり独自の審査基準があるため、他のクレジットカードの審査に通らなかった人でも通る可能性がある点です。
また、ポイントでの還元になるのが一般的なクレジットカードですが、ACマスターカードは利用金額の0.25%が現金でキャッシュバックされるため、ポイントを使用しなくてもお得にカードを利用できます。
一般的なクレジットカードの場合、現金を引き出すキャッシング枠を設定すると審査が通りづらくなりますが、ACマスターカードの場合はカードローンが自動でついているため、現金が足りないときにも安心です。
ただし、ACマスターカードの利用金額の返済方法は定率リボルビング方式となっており、リボ払い専用のクレジットカードのため、利用の際にはご注意ください。
毎月の返済額をカードの利用限度額にしておくと、リボ払いの残高が溜まっていくことなく支払いができます。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Mastercard |
ポイント還元率 |
ご利用で自動的に利用金額の0.25%がキャッシュバック |
申し込み対象 |
安定した収入と返済能力を有するアコム社基準を満たす方・10代申込不可 |
追加カード |
なし |
発行スピード |
最短即日発行 |
申込・受取り方法 |
ネットで申込後、アコムの自動契約機(むじんくん)で受け取り |
楽天カード
<楽天カードの特徴・ポイント>
- 入会費・年会費が永年無料!
- 豊富な楽天サービスでポイントが貯まりやすい!
- 溜まった楽天ポイントの使い先がすごく多い!
- 比較的審査に通りやすい!
- 楽天のサービスを利用しない場合は大きなメリットなし
楽天カードマンのCMでもお馴染みの楽天カードは、楽天のサービスを多く利用する人にはぴったりのクレジットカードです。
ショッピングサイトの楽天市場はもちろんのこと、スマートフォン回線の楽天モバイル、光回線の楽天ひかり、旅行予約サイトの楽天トラベルなど、お得になるサービスの多さと連携力が楽天カードの大きな特徴です。
溜まった楽天ポイントは、楽天関連サービスでの利用はもちろんのこと、マクドナルドやファミリーマート、複数のガソリンスタンドなどで利用ができます。
楽天のサービスは、多く利用すればするほどお得になっていく仕組みのため、楽天のサービスをよく利用する人はぜひ楽天カードを持っておきましょう。
反対に、楽天のサービスをほとんど利用しないという人であれば、他のクレジットカードの方がお得なことが多いため、他のカードを検討してみてもいいでしょう。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Visa/JCB/Mastercard/ American Express |
ポイント還元率 |
1.0%~3.0% |
申し込み対象 |
18歳以上(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費550円(税込)) ・家族カード(年会費無料) |
Tカード プラス(SMBCモビット next)
※2024年9月29日(日)を以てサービス終了となります。
<Tカード プラス(SMBCモビット next)の特徴・ポイント>
- 入会費・年会費が永年無料!
- ポイントが貯まりやすいうえに、ポイントの使用先が豊富!
- カードローン機能では融資額上限800万円で、最短3分で口座振り込み可能!全国の提携ATMも利用OK!(※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。)
- たまったVポイントは、全国の提携店舗で利用可能!ネットショップや商品と交換もできる!
20歳以上で収入があればフリーターやパートでも申込OK。審査のハードルは低めで年会費も永年無料なため気軽に申込ができます。
クレジットカード払いと加盟店でのカード提示でVポイント2重取りができるポイント重視カードです。
急ぎでお金が必要な場合は、最高800万円までを最短3分でご自身の銀行口座にキャッシング振込が可能。(※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。※カードローン審査通過後にクレジットカードの審査があります)
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Master |
ポイント還元率 |
0.5%~0.9% |
申し込み対象 |
20歳以上(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費550円(税込)※年1回以上利用で翌年度無料) |
プロミスVisaカード
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<プロミスVisaカードの特徴・ポイント>
- 最短で申込即日でローン利用が可能!(※1)
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年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
Visa |
ポイント還元率 |
0.5%~7.0% (※3) |
申し込み対象 |
18歳~74歳の本人に安定した収入のある方(高校生不可) |
追加カード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費550円(税込)※年1回以上利用で翌年度無料) |
(※1)お申込みの時間帯や審査の状況によってはご希望に添えない場合がございます。
(※2)30日間無利息サービスの適用には、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。詳しくはプロミス公式サイトをご確認ください。
(※3)iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
【まとめ】クレジットカードに審査落ちする人は、まず原因の調査を
クレジットカードの審査に落ちてしまう原因には、以下のような理由が考えられます。
- 個人信用情報に傷がついている(ブラックリスト)
- 収入が少ない・安定していない
- 一度に複数のカードに申し込んでいる(多重申し込み)
- 他社からの借入額が多い
- 初めてクレジットカードの申し込みをした
- キャッシング枠の設定が高額になっている
- 申し込みの条件を満たせていない
- 虚偽(嘘)の内容で申し込みをした
- 申込内容や提出書類に不備がある
クレジットカードの審査に落ちてしまった際には、何が原因で落ちたのかを考え、次回違うカードに申し込む際にはどうすれば審査に通るのか対策を行うことが重要になってきます。
なかなか審査に通らないという人は、以下のような審査基準が独自なカードに申し込むことをおすすめします。
カードの種類 |
ライフカードデポジット |
ACマスターカード |
楽天カード |
Tカード プラス(SMBCモビット next) |
プロミスVisaカード |
---|---|---|---|---|---|
年会費 |
5,500円(税込) |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
永年無料 |
国際ブランド |
Master |
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Visa/JCB/Master/AMEX |
Master |
Visa |
ポイント還元率 |
0.3% |
- |
1.0%~ |
0.5%〜 |
0.5%~ |
申し込み対象 |
18歳以上 |
安定した収入と返済能力を有する方で、アコム社の基準を満たす方 |
18歳以上 |
20歳以上 |
18歳以上 |
追加カード |
ETCカード |
なし |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
ETCカード/家族カード |
申込 |