クレジットカードのブラックリストとは?条件や確認方法、掲載期間を解説
「クレジットカードの支払いに送れたり滞納したりするとブラックリストに載る」と聞いたことはないでしょうか?
正確にいうと、ブラックリストというものは存在しません。ただし、各契約者の支払い状況などはカード会社や専門機関によって管理されており、そこにネガティブな情報が登録されることを一般に「ブラックリストに載る」といいます。
ブラックリストに載ると、クレジットカードや住宅ローンの審査で落とされてしまう可能性が高くなり、今持っているクレジットカードが強制解約になることもあります。
この記事では、クレジットカードのブラックリストとは何か、登録される条件や確認方法、情報が掲載される期間を解説します。クレジットカードの支払いを滞納してしまった人、クレジットカードやローンの審査に落ちてしまった人などは、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.クレジットカードのブラックリストとは?
- 1.1.信用情報機関に登録される
- 1.2.カード会社の社内データベースに登録される
- 2.ブラックリストに載ることによる生活への影響
- 2.1.クレジットカードやローンが利用できなくなる
- 2.2.借金の保証人になれなくなる
- 2.3.一部の賃貸住宅の入居審査に影響が出る
- 3.ブラックリストに載る原因
- 4.ブラックリストの登録を消すことはできる?
- 5.ブラックリストの登録期間
- 5.1.信用情報機関は5~10年
- 5.2.社内ブラックは残り続ける
- 6.ブラックリストに載っているか確認する方法
- 7.ブラックリストに載っているとクレジットカードは絶対に作れない?
- 8.審査の難易度が比較的低いクレジットカード
- 8.1.1. 楽天カード
- 8.2.2. ライフカードデポジット
- 9.ブラックリスト期間はデビットカードの利用がおすすめ
- 9.1.デビットカードとは
- 9.2.おすすめのデビットカード
- 9.2.0.1.Olive
- 9.2.0.2.ライフカードデポジット
- 10.ブラックリストに関するよくある質問Q&A
- 10.1.Q.ブラックリストは家族にも影響する?
- 10.2.Q.ブラックリストに載ると手持ちのカードは解約される?
- 10.3.Q.結婚して苗字が変わるとブラックリストからは消える?
- 10.4.Q.「ブラックでも審査に通った」と耳にする理由は?
- 10.5.Q.家賃の滞納でもブラックリストに載る?
- 11.【まとめ】クレジットカードの支払い遅延はブラックリスト入りにつながる
クレジットカードのブラックリストとは?
まずは、「クレジットカードのブラックリストとは何か」という基本情報から解説します。
いわゆるブラックリストには以下の2種類があり、それぞれ情報の取り扱いも異なります。
- 信用情報機関
- カード会社の社内データベース
上記2種について、以下で詳しく見ていきましょう。
信用情報機関に登録される
クレジットカードやローンを利用すると、「信用情報機関」という専門機関にその情報が登録されます。
その情報の中でも、支払いの遅延や滞納を起こした際に登録される情報のことを「事故情報」といい、事故情報が信用情報機関に登録されることを「ブラックリストに載る」と言います。
信用情報機関とは、消費者の信用情報を取り扱う会社のことで、以下の3社が存在します。
<信用情報機関3社>
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
金融機関はこのうちのいずれか、もしくは複数の信用情報機関のネットワークに加盟しており、その情報を閲覧できるようになっています。
信用情報機関には、クレジットカードの支払い状況だけではなく、以下のようなさまざまな情報が登録されています。
なお、多くのカード会社はCICに加盟しているものの、クレジットカード専門の信用情報機関は存在しません。そして、各信用情報機関には、クレジットカードの信用情報だけでなく各種ローンでの信用情報も掲載されているため、「信用情報機関=クレジットカードのブラックリスト」というわけではありません。
カード会社の社内データベースに登録される
信用情報機関のほかに、支払いの遅延や滞納を起こしてしまったクレジットカードを発行しているカード会社でも、情報が登録されています。カード会社の社内データベースに事故情報が登録されることを「社内ブラック」といいます。
掲載期間の定めがある信用情報機関とは異なり、基本的に社内ブラックでは生涯情報が残り続けます。そのため、支払い遅延や滞納をしてしまい、一度クレジットカードを解約されてしまうと、今後そのカード会社では新たにカードを作ることはできないと考えましょう。
ブラックリストに載ることによる生活への影響
いわゆるブラックリストに情報が載ってしまうと、以下のように、日常生活に少なからず悪影響が出ます。
- クレジットカードやローンが利用できなくなる
- 借金の保証人になれなくなる
- 一部の賃貸住宅の入居審査に影響が出る
クレジットカードやローンが利用できなくなる
ブラックリストに登録されると、多くのクレジットカードやローンが利用できなくなってしまいます。
カード会社や銀行、消費者金融などの金融機関は、新規契約や契約内容変更の際には所定の審査を行っており、その審査の一環で信用情報を確認しています。
信用情報機関に申込者の事故情報が載っていると、金融機関としては「自社でも支払い事故を起こされるかもしれない」というリスクが高まるため、審査で落とすという判断をせざるを得なくなります。そのため、新しいクレジットカードの発行や住宅ローン・マイカーローンなどのローンが利用できなくなる可能性が高いのです。
また、クレジットカードの審査は新規申込時だけではなく、契約中に「途上与信」という審査を行っています。そのカード会社では支払いに遅れていなかったとしても、他社で支払い事故を起こしていると途上与信で審査に通らず、カードが強制解約になる可能性もあります。
借金の保証人になれなくなる
キャッシングローンをはじめ、住宅ローンやマイカーローンなどの借金をする際には、契約者以外に保証人が必要となります。
保証人付きの契約の際には、契約者本人と保証人が審査されるため、ブラックリストに登録されていると保証人の審査に通らなくなります。
また、子供の奨学金でも保証人が必要となるケースがあり、この場合は子供が奨学金を使えなくなる可能性もあります。
一部の賃貸住宅の入居審査に影響が出る
賃貸物件ではオーナー(大家)や管理会社が入居条件を定めていますが、その条件に「保証会社(家賃保証会社)への加入」 がある場合、ブラックリストに載っていると審査に落ちる可能性があります。
保証会社は、万が一入居者が家賃を支払わなかった際に、代わりに家賃を支払う仕組みを提供しています。この保証会社も、オーナーや管理会社と同様、入居希望者の審査を行います。
オーナーや管理会社は金融機関ではないため信用情報機関での確認はできませんが、保証会社は金融機関に該当するため、審査の一環で信用情報の確認を行います。その結果、ブラックリストに登録されていると保証会社の審査に通らず、希望の賃貸物件に入居できない可能性があるのです。
ブラックリストに載る原因
続いて、ブラックリストに登録される原因として考えられるものを4つ解説します。
クレジットカードやローンの返済の遅延・滞納
まず考えられるのが、クレジットカードや各種ローンの返済を遅延・滞納してしまったという原因です。
具体的には、以下のようなサービスでの支払い・返済の遅れが影響してきます。
- クレジットカード
- キャッシングローン
- 住宅ローン
- マイカーローン
- 携帯電話の機種代金の分割 など
クレジットカードやローンは、定められた期日にきちんと支払うことを約束して利用するサービスです。支払いがその期日よりも遅延してしまったり、数か月にわたって滞納してしまったりすると、クレジットカードやローンを提供している金融機関としてはその利用者を「要注意人物」として扱わざるを得ません。
意外に思われがちなのが、携帯電話の機種代金の分割払いです。機種代金の分割払いは「割賦購入」と呼ばれるもので、この支払いが遅れた場合にもブラックリストに掲載されます。特に、機種代金を毎月の利用料金と併せて支払う設定にしている場合、「携帯料金の支払いがちょっと遅れただけでブラックリストに載ってしまった」という事態が生じます。
また、家賃の滞納は、基本的にはブラックリストとは無関係ですが、大幅に滞納して保証会社が代わりに支払うと、その情報も事故情報として扱われます。
債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
借金を支払えなくなったとき、債権者(お金を貸している側)と交渉したり、裁判所に支払いができないことを認めてもらったりすることで借金を減額・免除する手続きがあります。
この手続きの総称を「債務整理」といい、具体的には任意整理・個人再生・自己破産の3種類の手続きがあります。
任意整理 |
債権者と交渉し、借り入れ当時の金利を現在の上限金利で計算しなおして借金を減額、そのうえで金利をカットして元本のみを3年程度で返済する取り決め |
---|---|
個人再生 |
裁判所に借金の返済が難しいと認めてもらい、債務を大幅に減額してもらう手続き |
自己破産 |
裁判所に借金の返済ができないと認めてもらい、返済を免除してもらう手続き |
これらの債務整理をしたという情報も、ブラックリストに登録される情報のひとつです。
クレジットカードやローンの返済の遅延があっても審査に通るケースがあるのに対して、債務整理の履歴が残っている場合は原則として審査に通らないとされています。
クレジットカードやローンへの多重申込
次に考えられる原因が、複数のクレジットカードやローンに同時に申し込みを行う「多重申込」です。
一見問題ないようにも思うかもしれませんが、申し込みを受けた金融機関としては「こんなに大量にカードやローンを契約しないといけない状況?」「審査に不安な要素があるのでは?」という疑いを持ってしまいます。
クレジットカードやローンへの新規申込の情報も信用情報機関には登録されており、多重申込をしている人は「申し込みブラック」と呼ばれることもあります。
クレジットカードの現金化などの規約違反
最後に考えられるのが、過去にクレジットカードやローンの規約違反をしているという原因です。
特に、現金を手にすることを目的とした「クレジットカードの現金化」に関してはカード会社が厳しく取り締まっており、この行為が発覚するとカードの強制解約となってしまいます。
CIC以外の信用情報機関では強制解約に関する情報も登録されているため、規約違反で強制解約になるとブラックリストに載ることになります。
ブラックリストの登録を消すことはできる?
ブラックリストに自分の情報が載っていることが分かると、多くの人は「この情報を消すことはできないのか」と考えるはずです。
しかし、残念ながらブラックリストの登録を消すことはできません。信用情報機関は法律(貸金業法・割賦販売法など)に基づいて運営されており、「自分の個人情報を勝手に集めるな」などの申し立てをしても対応してもらえません。
ブラックリストから事故情報を消す方法は、後述のとおり、ブラックリストの登録期間が経過するのを待つ以外にないのです。
ただし、信用情報機関に登録されている情報が誤りだった際には、各機関の専用窓口から異議申し立てすると、その申し立てが認められると登録が削除される場合もあります。
情報が誤っている場合を除くとブラックリストから登録を消すことはできませんので、「ブラックリストから登録を削除します」という業者には決して依頼しないようにしてください。
ブラックリストの登録期間
信用情報機関では情報を掲載する期間が定められており、その期間が経過すれば自動的に事故情報は削除されます。ただし、社内ブラックでは事情が異なってきます。
信用情報機関は5~10年
信用情報機関では、事故情報は5~10年で自動的に削除されるようになっています。
信用情報機関によって具体的な掲載期間は異なりますが、クレジットカードの返済遅延の場合は最大で5年間とされています。
支払いの遅れが61日以上3か月未満の場合は1年程度で削除されることもあります。
ただし、借金が全額免除になる自己破産の場合は最大10年となっており、長期にわたって生活に影響が出てしまいます。
社内ブラックは残り続ける
一方、支払い事故を起こした会社のデータベースに登録される社内ブラックは、何年経過したとしても削除されることはなく、半永久的に残り続けます。
また、グループでクレジットカードやローンの提供を行っている会社の場合、事故を起こした会社のグループ全体でその情報が共有されることもあります。
重大な支払い事故を起こしている場合は、基本的にはその会社とグループ会社のサービスは今後利用できないと考えましょう。
ブラックリストに載っているか確認する方法
ブラックリストに載っているかどうかは、信用情報機関に情報の開示請求をすることで確認ができます。
債務整理などの手続きは確実に登録されていますが、クレジットカードやローンの支払い事故は、遅延期間によっては登録されていないこともあります。また、大幅な遅延を起こしていたとしても、それがいつだったのかを正確には覚えていないという人もいるはずです。
手数料が1000円程度かかってしまいますが、クレジットカードやローンの審査になかなか通らないという人は一度確認してみることをおすすめします。以下、信用情報機関ごとの開示請求方法を見ていきましょう。
CICの確認方法
株式会社シー・アイ・シー(CIC)では、以下の3つの方法で信用情報の開示請求ができます。
- インターネット(スマートフォン・パソコン)での開示請求
- 郵送での開示請求
- 窓口での開示請求
スマートフォンからCICに開示請求する場合、以下の4ステップで確認ができます。
- カードやローンなどサービスを利用している電話番号からCICに電話をして受付番号を発行
- 公式サイトに受付番号とパスワードを入力
- 開示報告書のダウンロード(pdfファイル)
- パスワードを入力して報告書を確認
CICの開示請求の手数料は、インターネットまたは郵送で請求するなら1,000円、窓口で請求するなら500円です。
参照:CIC「情報開示とは」
JICCの確認方法
日本信用情報機構(JICC)では、以下の3つの方法で信用情報の開示請求ができます。
- インターネット(スマートフォン)での開示請求
- 郵送での開示請求
- 窓口での開示請求
スマートフォンからJICCに開示請求する場合、以下の7ステップで確認ができます。
- 専用アプリのダウンロード
- 利用規約に同意し、メールアドレスを登録
- パスワードの入力
- 申込内容の入力
- 本人確認書類と顔写真のアップロード
- 手数料の支払い
- 開示結果の郵送
JICCの開示請求の手数料は、インターネットまたは郵送で請求するなら1000円、窓口で請求するなら500円です。インターネットや郵送での請求で、速達や本人限定受取郵便などの郵送オプションを利用すると300~600円が追加で必要です。
KSCの確認方法
全国銀行個人信用情報センター(KSC)では、郵送でのみ開示請求を受け付けています。
スマートフォンからKSCに開示請求する場合、以下の3ステップで確認ができます。
- 登録情報開示申込書に必要事項を記入
- 1,000円分の定額小為替証書(もしくは本人開示手続き利用券)と本人確認書類を同封して郵送
- 開示結果を郵送で受け取る
開示請求にかかる手数料は、1,000~1,200円です。
ブラックリストに載っているとクレジットカードは絶対に作れない?
「ブラックだけどクレジットカードが作れた」こんな会話を耳にしたことはないでしょうか。
ブラックリストに載っていると、基本的にはクレジットカードやローンの審査には通らないというのが一般的です。
しかし、「ブラックリストに載っている=100%審査に通らない」というわけではなく、カード会社によってはブラックリストに載っている事故情報の重大さや遅延・滞納の回数までチェックしている場合もあります。
そういったカード会社の場合、事故状況によっては審査に通るケースもあるため、ブラックリストに載っていてもクレジットカードに通る可能性はあります。
審査の難易度が比較的低いクレジットカード
クレジットカードを発行しているカード会社の業態によって、審査の難易度は変わるといわれています。
審査が厳しいとされている銀行系や信販系のクレジットカードはブラックリストに載っていると無条件で審査に落ちることもあるため、流通系や消費者金融系のクレジットカードへの申し込みがおすすめです。
ここでは、審査の難易度が比較的低い、審査の方法が一般的なカードとは少し異なるといわれているクレジットカードをご紹介します。
1. 楽天カード
年会費 |
永年無料 |
---|---|
国際ブランド |
VISA / Master / JCB / AMEX |
ポイント還元率 |
1.0%~3.0% |
申し込み対象 |
楽天会員に登録済み、満18歳以上、本人または配偶者に安定した収入のある方、または高校生を除く18歳以上で学生の方。 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費550円(税込)) ・家族カード(年会費無料) |
<楽天カードの特徴・ポイント>
- 入会費・年会費が永年無料!
- 豊富な楽天サービスでポイントが貯まりやすい!
- 溜まった楽天ポイントの使い先がすごく多い!
- 比較的審査に通りやすい!
- 楽天のサービスを利用しない場合は大きなメリットなし
楽天カードマンのCMでもお馴染みの楽天カードは、楽天のサービスを多く利用する人にはぴったりのクレジットカードです。
ショッピングサイトの楽天市場はもちろんのこと、スマートフォン回線の楽天モバイル、光回線の楽天ひかり、旅行予約サイトの楽天トラベルなど、お得になるサービスの多さと連携力が楽天カードの大きな特徴です。
溜まった楽天ポイントは、楽天関連サービスでの利用はもちろんのこと、マクドナルドやファミリーマート、複数のガソリンスタンドなどで利用ができます。
楽天のサービスは、多く利用すればするほどお得になっていく仕組みのため、楽天のサービスをよく利用する人はぜひ楽天カードを持っておきましょう。
反対に、楽天のサービスをほとんど利用しないという人であれば、他のクレジットカードの方がお得なことが多いため、他のカードを検討してみてもいいでしょう。
2. ライフカードデポジット
年会費 |
5,500円(税込) |
---|---|
保証金(デポジット) |
3万円・5万円・10万円 ※補償金3万円を預ければ限度額3万円利用可能 |
国際ブランド |
Master |
ポイント還元率 |
0.3%~0.6% |
申し込み対象 |
日本国内にお住いの20歳以上で、電話連絡が可能な方 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料)※保証金10万円以上の場合のみ発行可能 |
<ライフカードデポジットの特徴・ポイント>
- デポジット(保証金)を入金するので、ほぼ審査に通る!
- 海外旅行保険や弁護士への無料相談など付帯サービスが豊富
- ETCカードの発行も限度額10万円以上で可能!
- 最短3営業日で発行可能!
- 利用限度額がデポジット入金額と同額となるため、高額の利用が難しいことも
ライフカードデポジットは、デポジットと呼ばれる保証金を入金することにより、そのデポジットと同じ金額を利用限度額として使える特殊なクレジットカードです。
デポジットを入金しているため、カード会社としては万が一利用代金が支払われなかったとしてもデポジットから回収できるという仕組みのため、デポジットの準備さえできればほとんど審査に通るようになっています。
デポジット(利用限度額)が5万円〜10万円のスタンダードカードと、20〜190万円(10万円刻み)のゴールドカードの2種類があります。
ETCカードや家族カードの発行も可能なため、一般的なクレジットカードと同じように利用できます。(ETCカードの発行は、限度額10万円以上から申込可能)
どうしてもほかのクレジットカードの審査に通らないという人に、ライフカードデポジットはおすすめです。
ただし、前述のようにデポジットの入金ができなければカードの利用ができず、利用限度額がデポジットの入金額と同額になるため、高額の利用が難しいこともあります。
ブラックリスト期間はデビットカードの利用がおすすめ
上記で紹介したクレジットカードの審査にも落ちてしまった場合、クレジットカードではなくデビットカードを使うのもおすすめの方法です。
デビットカードであればほとんどのカードが審査なしで発行でき、クレジットカードと同じような流れで支払いができます。
デビットカードとは
デビットカードとは、銀行口座と直接紐づいている決済用カードのことです。デビットカードで支払うと、利用料金が銀行口座から即時引き落とされます。
利用料金を翌月以降に支払うクレジットカードとは異なり、即時引き落としを行うデビットカードでは契約者の信用が不要なため、ほとんどのデビットカードは審査なしで発行できます。
デビットカードでは口座残高以上の支払いはできませんが、逆に言えば、支払い能力以上に使いすぎてしまうことがないので安心です。また、クレジットカードと同様にポイントが貯まるデビットカードも多くありますので、お得に使うこともできます。
おすすめのデビットカード
Olive
年会費 |
一般ランク:永年無料 ※カードランクにより異なります
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国際ブランド |
Visa |
ポイント還元率 |
0.5%~7.0% ※選んだカードにより異なります
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申し込み対象 |
日本在住の0歳から申込可能(クレジットモードは満18歳以上) |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費550円(税込)※年1回以上利用で翌年度無料) |
<Oliveの特徴・ポイント>
- クレジットカード、デビットカード、ポイント払いがシーンに応じてアプリで簡単に切り替え・使い分けられる!
- クレジットカードの審査が不安な方はデビットカードとしても利用可能!
- あなたのライフスタイルに合ったカードが自分で選べる!
- NISAなどの資産運用(SBI証券口座)も同じ1つのアプリで簡単利用・管理が可能!
Oliveは三井住友銀行のクレジットカード、デビットカード、ポイント払いと銀行口座を一体にした新しいサービスです。
18歳以上であればアカウント開設時に三井住友銀行アプリにてデビットモードの利用開始手続きを行うと、すぐに審査が開始されます。クレジットモードの申込みも同時に行われます。万が一ここでクレジットモードに審査に落ちても、デビットモード、ポイント払いと銀行口座は使用可能です。
アプリ一つで全てを管理できるため、支払いや入出金がスマートに簡単になります。特約店で利用すればポイント還元率は大幅UPが可能。SBI証券口座との連動など、便利な特典が盛りだくさんの新しい次世代型サービスです。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
ライフカードデポジット
年会費 |
5,500円(税込) |
---|---|
保証金(デポジット) |
3万円・5万円・10万円 ※補償金3万円を預ければ限度額3万円利用可能 |
国際ブランド |
Master |
ポイント還元率 |
0.3%~0.6% |
申し込み対象 |
日本国内にお住いの20歳以上で、電話連絡が可能な方 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料)※保証金10万円以上の場合のみ発行可能 |
<ライフカードデポジットの特徴・ポイント>
- デポジット(保証金)を入金するので、ほぼ審査に通る!
- 海外旅行保険や弁護士への無料相談など付帯サービスが豊富
- ETCカードの発行も限度額10万円以上で可能!
- 最短3営業日で発行可能!
- 利用限度額がデポジット入金額と同額となるため、高額の利用が難しいことも
ライフカードデポジットは、デポジットと呼ばれる保証金を入金することにより、そのデポジットと同じ金額を利用限度額として使える特殊なクレジットカードです。
デポジットを入金しているため、カード会社としては万が一利用代金が支払われなかったとしてもデポジットから回収できるという仕組みのため、デポジットの準備さえできればほとんど審査に通るようになっています。
デポジット(利用限度額)が5万円〜10万円のスタンダードカードと、20〜190万円(10万円刻み)のゴールドカードの2種類があります。
ETCカードや家族カードの発行も可能なため、一般的なクレジットカードと同じように利用できます。(ETCカードの発行は、限度額10万円以上から申込可能)
どうしてもほかのクレジットカードの審査に通らないという人に、ライフカードデポジットはおすすめです。
ただし、前述のようにデポジットの入金ができなければカードの利用ができず、利用限度額がデポジットの入金額と同額になるため、高額の利用が難しいこともあります。
ブラックリストに関するよくある質問Q&A
最後に、ブラックリストに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。このほかに不明点がある場合は、カード会社や信用情報機関などに直接お問い合わせください。
Q.ブラックリストは家族にも影響する?
A. 家族の誰かがブラックリストに登録されていたとしても、その影響で審査に落ちてしまうなどの影響はありません。
ただし、クレジットカードが強制解約になると家族カードも解約になるため、家族カードの解約情報が支障となって、住宅ローンや奨学金の審査に通らない可能性もあります。この意味においては、家族にも影響が出ると考えられるでしょう。
Q.ブラックリストに載ると手持ちのカードは解約される?
A. 必ず解約されるわけではありませんが、途上与信の審査結果によっては解約になる可能性もあります。
クレジットカードやローンを提供している金融機関では、今は問題なくても今後支払い事故を起こす可能性がある契約者を見つけるため、契約後も「途上与信」という審査を行っています。
途上与信において、信用情報機関に登録されている事故情報が問題視されると、手持ちのクレジットカードが解約になってしまうことがあります。
Q.結婚して苗字が変わるとブラックリストからは消える?
A. 結婚などで苗字が変わっても、基本的にはブラックリストに事故情報が残ります。
クレジットカードやローンの申込時には旧姓の確認が行われており、現在の苗字と旧姓は紐づけられています。
「旧姓を入力しなければばれない」と考える人もいますが、必要事項を記入しなかった場合は虚偽申告として規約違反に該当しますので、申し込み情報は適切に入力しましょう。
Q.「ブラックでも審査に通った」と耳にする理由は?
A. カード会社の判断で、ブラックリストに載っていても審査に通る場合があります。
銀行系や信販系のクレジットカードは審査が厳しいものの、流通系や消費者金融系のクレジットカードであればブラックでも通る可能性はあります。
Q.家賃の滞納でもブラックリストに載る?
A. 家賃の滞納は、基本的にブラックリストとは無関係です。
ただし、賃貸契約の際に保証会社への加入をしている場合、保証会社が代わりに支払うほどの家賃滞納をしてしまうとブラックリストに載ってしまいます。
【まとめ】クレジットカードの支払い遅延はブラックリスト入りにつながる
クレジットカードの支払い遅延はブラックリスト入りにつながります。一度ブラックリストに載ってしまうと、少なからず生活へ悪影響が出てしまいます。
必ず、引き落とし日までに銀行口座に請求金額以上を入金しておくようにしましょう。どうしても引き落とし日に現金が準備できない場合は、リボ払いや分割払いに変更して請求金額を少なくするか、カード会社に「○○日までに振り込みます」と相談してみてください。
もし現在ブラックリストに載っているのであれば、審査の難易度が比較的低いとされているクレジットカードやデビットカードへの申し込みがおすすめです。