【2024年】おすすめのアメックスのカード19選│専門家監修
ステータスの高いクレジットカードといえばアメリカン・エキスプレスです。専門家監修のもと、ほかの国際ブランドにはないアメックス独自の魅力やおすすめのカードを紹介します。
【2022年】おすすめのアメックスのカード19選│専門家監修
アメックスことアメリカン・エキスプレスは、クレジットカードの国際ブランドのひとつです。「高収入の人が持つ、ステータスの高いカード」という印象の強いブランドなので、興味はあっても、いざ申し込むとなるとハードルが高いと感じる人も少なくないのではないでしょうか。しかし、実際アメックスが手の届かないカードなのかというと、決してそんなことはありません。
ここでは、クレジットカード専門家の監修のもと、ほかの国際ブランドとは違うアメックスの魅力を解説します。おすすめのアメックスのクレジットカードも紹介しますので、ぜひ自分に合った一枚を見つけてみてください。
目次[非表示]
- 1.【2022年】おすすめのアメックスのカード19選│専門家監修
- 2.アメックス(アメリカン・エキスプレス)とは?
- 3.アメックスのステータスの高さはどう培われたのか?
- 4.アメックスのメリット
- 4.1.旅行関連のサービスが充実
- 4.2.ポイントサービスが充実
- 4.3.利用限度額の設定が独自
- 4.4.申込審査が独自
- 5.アメックスのデメリット
- 5.1.年会費が高い
- 5.2.海外で使った際の為替手数料が割高
- 6.プロパーカードと提携カードとは?
- 6.1.アメックスのプロパーカード
- 6.2.アメックスの提携カード
- 7.専門家監修!おすすめのアメックスのプロパーカード5選
- 7.1.1. アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
- 7.2.2. アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
- 7.3.3. アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード
- 7.4.4. アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
- 7.5.5. アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
- 8.専門家監修!旅行関連のアメックスの提携カード9選
- 8.1.1. ANAアメリカン・エキスプレス・カード
- 8.2.2. ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 8.3.3. ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- 8.4.4. JAL アメリカン・エキスプレス・カード
- 8.5.5. デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
- 8.6.6. デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 8.7.7. Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- 8.8.8. ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
- 8.9.9. ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- 9.専門家監修!年会費に比べお得なアメックスの提携カード5選
- 9.1.1. セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- 9.2.2. セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- 9.3.3. セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- 9.4.4. セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 9.5.5. ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
- 10.【まとめ】クレジットカードは、年会費と特典・サービスのバランスで選ぼう
アメックス(アメリカン・エキスプレス)とは?
アメリカン・エキスプレスは、クレジットカードの国際ブランドのひとつです。Visa、Mastercard、JCB、ダイナーズクラブ、銀聯(ぎんれん)、Discoverと合わせて、7大ブランドと呼ばれます(銀聯とDiscoverを抜いて、5大ブランドとする場合もあり)。
Nilson Reportが2015年に実施した調査によると、アメックスの市場シェアは、Visa、Mastercard、銀聯に次いで世界第4位。約3%の世界シェアを獲得しています。
アメックスのステータスの高さはどう培われたのか?
アメックスといえば、世の中の多くの人に「高所得者が持つステータスの高いカード」と認識されている、ブランド力の高さが特長です。それは、アメリカでクレジットカードの発行を開始した、60年以上前から築き上げられてきたのです。
ハイステータスをウリにクレジットカード業をスタート
アメックスの創業は、1850年。ゴールドラッシュの最中のアメリカで、運送業を生業としてスタートしました。ブランド名に、「Express(速達便、急行便)」が含まれているのはこのためです。
運送業に続き、金融業や旅行業でも実績を積み重ねたアメックスは、1958年にクレジットカードの発行を開始します。アメリカとカナダで、一般カードよりもステータスの高い「ゴールド・カード(当時の呼び名はエグゼクティブ・カード)」を初めて導入し、当時からハイステータスなカードブランドとしての地位を確立してきました。
日本でもステータスの高いカードの象徴に
1980年の「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の発行で、アメックスは初めて日本に進出します。好景気だった当時の日本で、他社にないゴールド・カードを発行したことで、やはりアメックスを持つことがステータスの象徴になります。
それを皮切りに、「アメックス=ステータスの高いカード」というイメージが、日本でも広まっていったのです。
アメックスのメリット
アメックスを運営するアメリカン・エキスプレス社は、顧客一人ひとりの豊かな体験をサポートすることを理念としています。もちろん、その理念はカードに付帯するサービスや特典の充実へとつながっています。また、下記のような独自の戦略も、アメックスを選ぶ理由になっているでしょう。
旅行関連のサービスが充実
アメックスは、他社のカードに比べても、旅行が便利に、快適になる特典やサービスがそろっているので、旅行好きにぴったりの国際ブランドだといえます。
カード会員専用の予約サイトや、電話1本で国内外の旅行の予約ができるHIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、空港から自宅への手荷物の無料配送など、旅行関連のサービスはかなり充実しています。
例えば、一般カードでも、国内外29ヵ所の空港ラウンジを、搭乗券を持つ同伴者1名様と共に無料利用でき、他社と比べてもラウンジ関連のサービスが充実しているのが特長です。
また、アメックスは、海外では使える店舗が多いけれど、日本国内では使える店舗が少ないといわれがちです。しかし、日本初の国際ブランドJCBと提携しており、実際はJCBが使えるほとんどの店舗で使用できます。
ポイントサービスが充実
クレジットカードのポイント還元率は、0.5%が最も一般的です。1%以上だと高還元率といわれますが、アメックスは多くのカードの還元率が1%に設定されていて、他社に比べてポイントが獲得しやすくなっています。
また、アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」は、年間3,300円を支払い「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入すると、ポイントに関連したさまざまな特典が得られるようになります。例えば、ポイントの有効期限が無期限に、ポイントのANAマイルへの交換レートが2倍に、ポイントを航空会社で決済した支払いに使用する際に通常1ポイント0.3円が1円になるといった特典がそろっているのです。
ANAの交換レートは、他社のクレジットカードと比べても高いので、ANAをよく利用する人なら、3,300円を支払う価値はあるでしょう。
ただし、年間40,000マイルの移行上限がある点には注意が必要です。
利用限度額の設定が独自
他社のクレジットカードのように、利用限度額がカード一律で「◯◯万円まで」と決まっていないのも、アメックスの特長でしょう。
カード申込時の情報や資産状況で、会員ごとに利用限度額が決まり、支払い実績などの利用状況などによって、途中で変動することもあります。傾向としては、他社のカードよりも高めに設定されることが多いようです。
申込審査が独自
アメックスは、申込審査のハードルが高いというイメージがある人も多いでしょう。しかし、実際はほかのクレジットカードに比べ、審査基準が特に高いわけではありません。
また、ほかのクレジットカード会社のように、申込審査を信用保証協会に委託せず、独自の基準で審査していますので、他社の審査に落ちてもアメックスの審査に通ることも起こりえます。
アメックスのデメリット
アメックスのカードは、その充実した付帯サービスや特典、またハイステータスゆえのデメリットもあります。そうしたデメリットも考慮に入れ、自身の納得がいく一枚を選ぶことが重要です。
年会費が高い
ほかのクレジットカードと比べて年会費が高い点は、アメックスのデメリットといえるでしょう。その分、サービスや特典は充実しています。
なお、国内の会社がアメックスと提携して発行する提携カードの中には、年会費が無料のカードもあります。しかし、年会費が有料の、アメックスが直接発行するプロパーカードには付帯するサービスや特典がついていないことも多いので、比較検討が必要でしょう。
海外で使った際の為替手数料が割高
海外でアメックスのカードを利用する場合、ほかの国際ブランドに比べてもやや割高な、2%の為替手数料がかかる点もデメリットといえます。
プロパーカードと提携カードとは?
そもそも、クレジットカードには、プロパーカードと提携カードの2種類が存在します。
プロパーカードは、国際ブランドが直接発行するカードで、国際ブランド独自のポイントプログラムやサービス、特典が提携カードよりも幅広く提供され、付帯保険も充実している傾向があります。
一方、提携カードは、国際ブランドと「イシュアー」と呼ばれる国内の発行会社が提携して発行するカードで、提携先企業に関係するポイントプログラム、サービス、特典が手厚くなる傾向があります。つまり、特定の企業やグループの店舗やサービスをよく利用する人は、プロパーカードにはないメリットが得られるのです。
ここからは、特長が異なるアメックスのプロパーカードと提携カードについて、それぞれご紹介します。
アメックスのプロパーカード
アメックスのプロパーカードは、高めの年会費に見合った旅行関連の特典が魅力となります。ステータスの高いカードを持ちたい人や、飛行機、ホテル、空港、レストランなどの利用が多い人などに、特におすすめです。
ちなみに、アメックスのプロパーカードの申込条件として公式に明示されているのは、日本在住であること、パート・アルバイトの人は申込みができないことくらいです。あとは、実際の審査に委ねるしかありません。
アメックスの提携カード
アメックスと国内の発行会社が提携して発行する提携カードは、プロパーカードほどのステータスの高さはありませんが、年会費が無料だったり安かったりする点で、比較的ハードルが低いのが特長です。
また、アメックスならではの特典を活用しつつ、特定の企業やグループの店舗やサービスをよく利用するので、そちらのポイントプログラムや特典を受けたいという人は、提携カードがぴったりです。提携カードの申込条件も、発行会社ごとに変わってきますので、プロパーカードには申し込めないアルバイトやパートの人でも、カードを持てる可能性があるでしょう。
専門家監修!おすすめのアメックスのプロパーカード5選
アメックスが発行するプロパーカードのうち、監修者おすすめの主要カードをご紹介します。一般からプラチナまでの個人カードが3枚、法人向けカードが2枚になります。
1. アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
[特長]
アメリカン・エキスプレス・カードは、通称「グリーンカード」と呼ばれる、アメックスの一般カードです。アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、アメリカン・エキスプレス初の月会費制のカードです。アメックスカードをサブスクリプションのように利用できる新時代のカードです。独自のサービス「グリーン・オファーズ™」で1名無料のダイニングやライフスタイルホテルでの宿泊優待など、特典が豊富です。
[考慮すべき点]
コストパフォーマンスの高さを重視する人にはおすすめですが、アメックスの特長であるステータスや、独自の特典・サービスの点では、やはりゴールド以上のカードには劣ります。
[そのほか概要]
・年会費は月額制で1,100円(税込)
・旅行傷害保険は国内外最高5,000万円補償(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は最高500万円
年会費 (月額制) |
1,100円(税込) |
国際ブランド |
AMEX |
ポイント還元率 |
0.5% |
申込対象 |
20歳以上・本人に安定した継続的な収入のある方 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料935円(税込)・年会費無料) ・家族カード(月会費550円(税込)) |
2. アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
[特長]
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、「ステータスの高いクレジットカードの代表格」というイメージの強いカードです。ステータスを重視したい人にはおすすめでしょう。
一般カードにはない特典、サービスとしては、海外旅行傷害保険の限度額が2倍の1億円にアップ。ほかにも、国内外約200のレストランでコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」が付帯、家族カードの1枚目が無料になる(一般カードは6,600円)などがあります。
[考慮すべき点]
年会費が安くはないので、その点を重視する人は一般カードやほかの提携カードを選ぶのが無難でしょう。
[そのほか概要]
・年会費は39,600円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高5,000万円、海外が最高1億円補償(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
年会費 初年度 |
39,600円(税込) |
年会費 2年目以降 |
39,600円(税込) |
国際ブランド |
AMEX |
ポイント還元率 |
1.0%~3.0% |
申込対象 |
20歳以上・本人に安定した継続的な収入のある方 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料935円(税込)・年会費無料) ・家族カード(年会費19,800円(税込)) |
3. アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード
[特長]
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードと違うサービスがいくつもあります。レストランの予約から旅の準備まで相談できる、「プラチナ・コンシェルジュデスク」が24時間365日利用可能。数々の受賞歴がある、予約困難な一流レストランの席を優先的に案内してもらえるサービスも付帯します。また、1,200ヵ所以上の世界のラグジュアリーホテル・リゾート施設の優待特典のほか、カードの更新で、国内の対象ホテルの無料ペア宿泊券のプレゼントもあります。
さらに、カード決済で購入した家電製品が壊れた際に保証されるという珍しい保険もありますので、各サービスや特典を理解して使いこなしましょう。
[考慮すべき点]
年会費が非常に高いので、ポイントを貯めるというより、付帯サービスをうまく使うことを意識しないと、年会費の回収ができないという事態も起こるでしょう。
[そのほか概要]
・年会費は165,000円(税込)
・旅行傷害保険は国内外最高1億円補償(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
年会費 初年度 |
165,000円(税込) |
年会費 2年目以降 |
165,000円(税込) |
国際ブランド |
AMEX |
ポイント還元率 |
0.5% |
申込対象 |
20歳以上・本人に安定した継続的な収入のある方 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料935円(税込)・年会費無料) ・家族カード(年会費無料) |
4. アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
[特長]
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、法人向けのアメックスの一般カードです。国内外の空港ラウンジを、搭乗券を持つ同伴者1名と共に無料利用できるラウンジサービスに加え、国内外20万ヵ所以上の施設を特別優待料金で利用できる福利厚生プログラム「クラブオフ」の年間登録料が無料に。このクラブオフは、カード会員だけでなく、追加カードを持つ社員も利用が可能です。追加カードは、カードごとに利用限度額を設定できるので便利です。
[考慮すべき点]
法人専用運賃でのフライトを希望する場合、ANAは適用外、JALのみに適用されます。その点は、申込みの前に確認しておくべきでしょう。
[そのほか概要]
・年会費は13,200円(税込)
・旅行傷害保険は国内・海外ともに最高5,000万円補償(利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
年会費 初年度 |
13,200円(税込) |
年会費 2年目以降 |
13,200円(税込) |
国際ブランド |
AMEX |
ポイント還元率 |
0.5% |
申込対象 |
20歳以上・法人の代表者または個人事業主 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料)※20枚まで発行可能 ・家族カード(年会費6,600円(税込)) |
5. アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
[特長]
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードなら、ビジネスの一般カードの特典に加え、全国300ヵ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースを、事前予約なしで利用できる「OFFICE PASS」が最大10%オフになります。また、名刺管理アプリ「Eight」の「Eight 企業向けプレミアム」が、新規申込みで初年度は無料など、ビジネスをサポートするサービスが付帯します。
全国のレストラン150店のコース料理を2名以上で申し込むと1名分が無料になる優待、「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」も付帯。接待や会食に活用できます。
[考慮すべき点]
ポイントをマイルに還元する場合、ANAは1ポイント0.5マイル、JALは1ポイント0.33マイルと、交換レートが違います。会社でよく使う航空会社がJALの場合は、ほかのカードを検討してもいいでしょう。
[そのほか概要]
・年会費は36,300円(税込)
・旅行傷害保険は国内最高5,000万円補償、海外最高1億円補償(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
年会費 初年度 |
36,300円(税込) |
年会費 2年目以降 |
36,300円(税込) |
国際ブランド |
AMEX |
ポイント還元率 |
0.5% |
申込対象 |
20歳以上・法人の代表者または個人事業主 |
追加可能なカード |
・ETCカード(発行手数料無料・年会費無料)※20枚まで発行可能 ・家族カード(年会費13,200円(税込)) |
専門家監修!旅行関連のアメックスの提携カード9選
旅行関連に強いアメックスには、一流の航空会社や世界的ホテルグループと組んだ提携カードがいろいろとあります。マイルが便利に使えたり宿泊に強かったりと、提携先によりカードの特長もさまざまです。続いては、専門家厳選の個性的なアメックスの提携カードを9枚紹介します。
1. ANAアメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、効率良くANAマイルを貯めたい人向けのカードです。セブン-イレブンやマツモトキヨシ、スターバックス、高島屋などのANA加盟店での買い物で、通常ポイントに加え、100円につき1マイルが自動加算されます。さらに、ANAグループ便搭乗時にボーナスマイルが加算され、ANAの航空券や旅行商品など、ANAグループでのカード利用は還元率が1.5倍に。
ほかにも、国内外空港ラウンジを、搭乗券を持つ同伴者1名と無料利用が可能、海外旅行の帰国時に空港から自宅まで手荷物の無料配送など、アメックスのプロパーカード同様の旅行関連サービスも付帯しています。
[考慮すべき点]
ポイントをマイルに移行するには、年間参加費6,600円を支払って「ポイント移行コース」へ登録が必要です。
[そのほか概要]
・年会費は7,700円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高2,000万円、海外が3,000万円補償(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間200万円まで補償
2. ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
[特長]
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、一般カードとなるANAアメリカン・エキスプレス・カードとの違いでいうと、ANAグループでのカード利用はポイント還元率が2倍に。また、ポイントの有効期限もありません。
入会時にもらえるボーナスマイルも2,000マイルと、一般カードの2倍。一般カードに比べ、マイルが貯めやすいカードといえます。
[考慮すべき点]
年会費が高めなので、ANA便の搭乗やANAグループでのカード利用がない人は、ほかのカードを検討したほうが無難でしょう。
[そのほか概要]
・年会費は3万4,100円(税込)
・旅行傷害保険は海外のみ最高1億円補償(利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
3. ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
[特長]
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、航空券、ホテル、レストラン、レンタカーの手配などの要望や相談が24時間いつでもできる「プレミアム・サービス・デスク」、国内線ANAラウンジの無料利用といったサービスの付帯が、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードとの違いになります。入会時にもらえるボーナスマイルは、10,000マイルと一般カードの10倍。毎年のカード継続ごとに、同じく10,000マイルがもらえ、一般だけでなくゴールド・カードに比べてもマイルが貯めやすいのが特長でしょう。
[考慮すべき点]
年会費が非常に高額なので、サービスや特典をうまく活用して、年会費分が回収できそうかをしっかりと検討してから申し込むべきでしょう。
[そのほか概要]
・年会費は16万5,000円(税込)
・旅行傷害保険は国内・海外ともに最高1億円補償(利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
4. JAL アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
JAL アメリカン・エキスプレス・カードは、アメックスとJALの提携による一般カードです。アメックスのプロパーカードやANAカードが、国内外の29空港のラウンジを無料利用できるのに対し、このカードは、旭川空港、富士山静岡空港、出雲空港、宮崎空港を加えた、国内外の33空港のラウンジを無料利用できます。また、ファミリーマートやイオン、大丸、ロイヤルホストなどのJALカードの特約店での買い物は、200円で2マイルと還元率が2倍になります。
アメックスとJALの両方のサービスや特典を利用したい人のほか、JALの提携カードでステータスの高いカードが欲しい人におすすめです。
[考慮すべき点]
JALの特約店以外の利用では、年会費3,300円のショッピングマイル・プレミアムへ加入しないと、還元率が200円で2マイルになりません。ANAのアメックス一般カードは、基本100円で1マイル還元なので、特にJALにこだわりがない人はほかのカードを検討すべきでしょう。
[そのほか概要]
・年会費は初年度が無料、翌年度から6,600円(税込)
・旅行傷害保険は国内・海外ともに最高3,000万円補償(自動付帯が1,000万円分、利用付帯が2,000万円分)
・ショッピング保険は年間200万円まで補償
5. デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードは、入会から1年間、デルタ航空スカイマイル上級会員資格である「シルバーメダリオン」が得られ、優先チェックイン、空席があれば無料で座席をアップグレードといった特典が受けられます。また、delta.comやデルタ航空予約センターでのデルタの航空券の購入などにカードを利用すると、通常の2倍のマイルがもらうことができ、海外でのカード利用でも、マイルが1.3倍に。海外に行く機会が多く、デルタ航空のマイルを貯めたい人におすすめのカードです。
[考慮すべき点]
年間100万円以上のカード利用がないと、2年目以降はシルバーメダリオンの資格が得られません。
[そのほか概要]
・年会費は1万3,200円(税込)
・旅行傷害保険は国内・海外ともに最高5,000万円補償(利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
6. デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
[特長]
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、入会から1年間、デルタ航空スカイマイル最上級会員資格である「ゴールドメダリオン」の資格が得られます。世界750ヵ所以上の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用可能です。また、搭乗口で優先的に搭乗、満席時のキャンセル待ちで空席が優先的に案内される、デルタ航空関連の支払いでのカード利用で3倍のボーナスマイルが加算など、シルバーメダリオンにはない特典を受けることができます。
[考慮すべき点]
年間150万円以上のカード利用がないと、2年目以降はゴールドメダリオンの資格は得られません。ただし、年間100万円以上をクリアすれば、シルバーメダリオンの資格は得られます。
[そのほか概要]
・年会費は2万8,600円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高5,000万円、海外が最高1億円(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
7. Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
[特長]
世界130の国と地域で6,500軒を超えるホテルを展開する、マリオット・インターナショナルの会員プログラム、「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」のゴールドエリート会員資格が付帯するカードです。
150万円以上のカード利用とカードの継続で、世界各地のMarriott Bonvoy参加ホテルの無料宿泊特典一泊一室分(最大50,000ポイントまで利用可能)をプレゼントなど、旅に特化した豪華な特典がそろっています。また、家族カードの年会費が一枚無料なので、多くのサービスや特典を一緒に楽しめます。いつもよりランクの高いホテルに泊まりたい人にはぜひおすすめしたい、一枚です。
[考慮すべき点]
Marriott Bonvoyのサイトからの予約は、ほかのホテル検索サイトからの予約の価格と変わりません。
[そのほか概要]
・年会費は4万9,500円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高5,000万円、海外が最高1億円補償(国内は利用付帯、海外は自動付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
8. ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、世界各国で500以上のホテルやリゾートを展開している、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツとの提携カードです。通常は、年間20回の滞在か40泊が必要な「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が、特典として付与されます。ヒルトン系列の全ホテルでの朝食無料サービス、空き室状況により部屋のアップグレードなどの特典が受けられます。
また、ヒルトン系列のホテルやリゾートでのカード利用で、100円につき3ポイント、通常のカード利用でも100円につき2ポイントと、高還元率なのも特長です。
[考慮すべき点]
特長で紹介した以外の特典は、利用額に準じたものがほとんどで、アメックスのプロパーカードと比べてしまうと、選ぶ理由はかなり絞られるというのが正直なところかもしれません。
[そのほか概要]
・年会費は1万6,500円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高2,000万円、海外が最高3,000万円(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間200万円まで補償
9. ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
[特長]
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、一般カードとなるヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードとの違いでいうと、ヒルトン系列のホテルやリゾートでのカード利用で、ご利用金額100円につき7ポイント、通常のカード利用でも100円につき3ポイントが貯まること。さらに、年間300万円以上の利用の場合、カード更新時に2泊分の無料宿泊券プレゼントもあります。
また、年間200万円以上のカード利用で、ヒルトン・オナーズの最上級ステータスとなる「ヒルトン・オナーズ・ダイヤモンドステータス」が翌年に付与、エグゼクティブラウンジの利用など最上級のサービスが受けられます。
[考慮すべき点]
高額な年会費含め、アメックスのプロパーカードと比べて選ぶ理由はかなり絞られます。ヒルトンが好きでよく利用する人以外は、あえて選ばないほうが無難でしょう。
[そのほか概要]
・年会費は6万6,600円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高5,000万円、海外が最高1億円(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間500万円まで補償
専門家監修!年会費に比べお得なアメックスの提携カード5選
航空会社やホテル以外にも、アメックスの提携カードはあります。有効期限のないポイントをいろいろと活用できる、もしくはポイントの二重取りができるカードなどを、専門家監修のもとご紹介します。
1. セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、永久不滅ポイントで知られるセゾンとアメックスが提携した一般カードです。そのポイント名のとおり、永久不滅ポイントは有効期限がありません。そのポイントは、QUICPayでの決算で3%還元に。また、プロパーカード含め、アメックスのカードのほとんどが入会資格は20歳以上ですが、こちらのカードは18歳以上(高校生を除く)です。
クレジットカードを初めて持つ人や、年会費を抑えつつアメックスのカードを持ちたい人に、おすすめのカードです。
[考慮すべき点]
QUICPayで決算しない場合、基本の還元率は0.5%と、ほかのアメックスのカードに比べて低めです。
[そのほか概要]
・年会費は1,100円(前年にカード利用があれば翌年無料)
・旅行傷害保険、ショッピング保険はどれも付帯なし
2. セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
ローズゴールドカラーで女性に人気のカード。初年度の年会費は無料で、年1回のカード利用で翌年度の年会費も無料になります。
永久不滅ポイントで、有効期限はありません。ダイエットとボディメイクに特化したパーソナルトレーニングジム、エステサロン、ヨガスタジオ、リラクゼーションサロン、ファッションレンタルなど、提携する施設を優待で使えるサービスもついてくるので、特に女性にもおすすめしたいカードでもあります。
[考慮すべき点]
基本の還元率は0.5%と、ほかのアメックスのカードに比べて低めです。ポイント還元率の高さやコストを求める人は、ほかのカードを選ぶのが無難でしょう。
[そのほか概要]
・年会費は初年度無料、翌年度から1万1,000円(税込)※年1回以上利用で翌年度無料
・旅行傷害保険は国内外最高5,000万円補償
・ショッピング保険は年間200万円まで補償
3. セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンとアメックスが提携したゴールド・カードです。永久不滅ポイントで、ポイントの有効期限はなし。セゾンモール経由の買い物で、ポイントが最大30倍になります。
また、アメックスのプロパーカードやANAカードが、国内外の29空港のラウンジを無料利用できるのに対し、旭川空港、富士山静岡空港、出雲空港、宮崎空港、佐賀空港を加えた国内外の34空港のラウンジを、無料利用が可能です。
[考慮すべき点]
国内外1,200ヵ所の空港VIPラウンジが32米ドル利用できるプライオリティ・パス・メンバーシップへの加入に、カード年会費とは別に11,000円(税込)がかかります。アメックスのプロパーカードでは、一般カードも無料のサービスなので、この点は考慮が必要でしょう。
[そのほか概要]
・年会費は初年度無料、翌年度から1万1,000円(税込)※1年間カードの利用がなかった場合、カードサービス手数料として2,200円(税込)がかかります。
・旅行傷害保険は国内外最高5,000万円補償(ともに利用付帯)
・ショッピング保険は年間200万円まで補償
4. セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードとの違いは、旅やグルメに関する相談や手配を、専任のスタッフに24時間365日相談できるコンシェルジュサービスが付帯していること。また、世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パス・メンバーシップに、無料で登録が可能です。カードのショッピング利用で、JALマイルが自動で貯まる「SAISON MILE CLUB」もゴールドは有料ですが、こちらのカードは無料で登録できます。さらに、資産運用や資産管理、不動産、相続対策、保険などの金融にまつわる相談を、無料で何度でもできる「ウェルスマネジメントパートナー」も付帯。
アメックスのプロパーカードであるプラチナ・カードよりも安い年会費で、同質のサービスをいくつか受けたいという人には、おすすめしたいカードです。
[考慮すべき点]
アメックスのプロパーカードと比べると、基本ポイント還元率が0.75%と低めです。
[そのほか概要]
・年会費は2万2,000円(税込)
・旅行傷害保険は国内が最高5,000万円、海外が最高1億円補償(ともに自動付帯)
・ショッピング保険は年間300万円まで補償
5. ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
[特長]
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは、永久不滅ポイントとヤマダポイントがニ重取りできるのが最大の特長です。
セゾンポイントモールで買い物をすると、永久不滅ポイントが最大30倍に。また、ヤマダ店内でのカード利用で、ヤマダポイントの還元率が10.5%相当に、ヤマダ電機の分割払いが36回まで無金利など、ヤマダの店舗をよく利用する人には、特におすすめしたいカードです。貯まった永久不滅ポイントは、1,000ポイント以上で1.2倍のヤマダポイントに交換もできます。
[考慮すべき点]
年会費は無料だが、ヤマダポイントの口座維持手数料がかかる点は、申込前に確認が必要でしょう。初年度が無料、2年目以降が550円(税込)かかりますが、前年に1回以上のカード利用があれば、それも無料になります。
[そのほか概要]
・年会費は初年度無料(2年目以降は550円(税込)かかるが、前年に1回以上のカード利用があれば無料)
・旅行傷害保険、ショッピング保険はどれも付帯なし
【まとめ】クレジットカードは、年会費と特典・サービスのバランスで選ぼう
クレジットカード選びは、つい年会費に注目しがちです。しかし、まず自分が求めるサービスや特典を明確にし、条件に合うカードをピックアップした上で、最後に年会費とのバランスを考えて選ぶべきです。それが、満足のいくカード選びのポイントのひとつです。
その意味でアメックスは、プロパーカードも提携カードも年会費有料のカードが多いのですが、払っても満足のできるサービスや特典が充実しています。特に、旅好きの人なら、サービスや特典を十分に活用できるでしょうし、利用する航空会社やホテルが決まっている人も、アメックスの提携カードは選択肢に入れるべきでしょう。
今回ご紹介した情報を参考に、ぜひ自分にぴったりのアメックスのクレジットカードを選んでみてください。